2020年10月4日日曜日

2019/6/8~9 東京遠征・神宮の陣②

 押上から再び半蔵門線に乗り込む。

押上駅にはスカイツリー前という副駅名が付いている。余談だが押上駅ととうきょうスカイツリー駅は同一駅として扱われている。
到着した車両は東急の車両だった。
ロングシートだが端っこは枕付きというやけに手の込んだ座席だった。

その後は大手町でコインロッカーを探すために下車した。

しかし、どこを探しても空いていないのである。かなりの距離を歩き回ったが全く空いていない。一体どうしたものか。

実はこの日、西武ドームでラブライブのライブが行われていたのである(知ったのはこの日の夕方)。どうりでこの日のホテルも見つけるのに苦労したわけである。そんなことも知らずにキレながら大手町、さらには東京駅まで地下を通って辿り着き、ようやく東京駅にある手荷物預かり所に放り込み、ミッション完了。疲れた、梅雨時の蒸し暑さもあってかかなり汗をかいてしまった。

そんなこんなで東京駅から中央線で信濃町へ。
実は降りるのが9年ぶりの信濃町駅。ヤクルトファンだらけである。
ここでとりあえずカバンからユニフォーム(2018年オリ姫ユニフォーム)を纏い、ヤクルトファンの流れに沿って神宮球場を目指す。
しかし道中ではカモノハシのような目で見られる。そんなに珍しいのか。
まあ普段見ないユニフォームだから仕方ないかもしれない。そこを含めてビジター遠征の楽しみみたいなところがある。
新国立競技場の前を通る。思ってる以上に立派だった。来年はここで平和に祭典が行われるのを願いたい。
聖徳記念絵画館。誰かはこれを国会議事堂だと思っていたらしい。

しかしちょっと遠いな。本当に着くのか?
神宮の草野球場群。大学野球などで神宮球場が使われてる時にはプロの選手がここで練習を行ったりする。現在は工事のために休業中だった。
この打撃練習場でもプロ選手が練習をするらしい。

神宮第二球場。まさかゴルフ練習場になっているとは思わなかった。
そして
神宮球場に到着。信濃町から行くと外野席のほうに着くのでバックスクリーンのとこの入り口に着く。
レフト側に移動。
アーチが特徴的なスタンド下通路。ここまで来るとだいぶオリックスファンが多い。
そして入場。
この日はレフトスタンドのセンター側をヤクルト側に開放していたので座席選択時に「ビジター側」などと出てきた。
試合前にはバファローベルが登場。この2日間は兄を差し置いてこの神宮に来ていた。
そしてスタメン発表。
坂口元気そうやな。
というわけでスターティングメンバー

オリックス
監督:西村徳文
4福田周平
3中川圭太
9吉田正尚
7ステフェン・ロメロ
5小島脩平
6大城滉二
8小田裕也
2若月健矢
1山岡泰輔

東京ヤクルト
監督:小川淳司
3坂口智隆
8青木宣親
4山田哲人
7ウラディミール・バレンティン
5村上宗隆
9雄平
6奥村展征
2中村悠平
1デービット・ブキャナン

交流戦名物の投手流用応援歌、山岡の曲は益田大介に使用された曲だった。
そして14時試合開始。曇り空なのでそこそこ雨を心配していたがすぐに晴れ間が出てきた。
伊藤忠商事本社ビル
初回、2アウトから吉田正尚が四球。つづくステフェン・ロメロがレフトに2ランホームランを放ち先制。早くも喜びに沸くスタンドもその裏、先発山岡泰輔は立ち上がりから不安定。2番の青木宣親に四球を与えると続く3番・山田哲人の打球は座ってる席の斜め前あたりに飛び込む同点2ラン。後続は断ち切ったものの不穏な立ち上がりに。
2回表は3者凡退。その裏、6番の雄平が四球で出塁すると7番・奥村展征がタイムリー二塁打でヤクルトが逆転。何やってんだよ…という雰囲気の中後続を断つ。打たれてからは簡単に抑えるのな。
続く3回表、ブキャナンもパっとしない。福田周平がヒット、中川圭太が四球(両チーム通じてこれで4つ目)、吉田正のセンターフライで1死1塁2塁。迎えるのはロメロ。
ロメロが振り抜いた打球はレフトスタンド上段、打った瞬間に確信する当たりの逆転3ランホームラン!狂喜乱舞するレフトスタンド。
しかしその裏、1死から青木が四球(これで山岡は毎回四球を出した)、盗塁とウラディミール・バレンティンの内野安打で1塁3塁から5番・村上宗隆のファーストゴロの間に3塁走者が生還。これで再び1点差となった。
山田哲人に2ランを打たれたので山田哲人サワーを飲む。
続く4回はチャンスを迎えるもブキャナンはある程度立ち直ったのか無得点。山岡も裏を3人で終えた。
5回のマウンドは2番手・五十嵐亮太。かつては守護神も務め、メジャーでも活躍したベテランが登板。ロメロがヒットを放つも5番・小島脩平の痛烈な打球をファースト・坂口智隆が好捕、飛び出していたランナーのロメロもアウトとなりゲッツー。これ以降試合は落ち着き始める。
ところで神宮球場は5回のイニング間にEZ DO DANCEを流すんですね。まさかこれがこの5か月後に"本物"に出会う予習だとこの時は思わなかった…
神宮球場はバックスクリーンに売店が設けられ、構造上ライトとレフトの行き来が出来るようになっている。昔はライトスタンドにまでビジターの阪神ファンが侵食するような光景を見ていたが。
そしてバックスクリーン広告の裏にはヤクルト球団50周年を記念したラッピングになっていた。ちなみに1995年の日本シリーズの相手はオリックス。
昼食を買ったりしていたらラッキーセブンのSKYが流れ始めたので慌てて席へ。
日本青年館
山岡は5回で交代となり、海田智行、比嘉幹貴とつないで試合は終盤、序盤から中盤にかけては蒸し暑いほどの晴れ空だったが次第に雲も出てきた。
7回裏、スワローズのラッキーセブンの東京音頭に咲く傘の華。こう見ると7割ぐらいはヤクルトファンで埋まっていた。タオルダンスの時もそうだが、こういった物を使った応援でファンの比率が大体わかるものである。
ヤクルトは五十嵐、清水昇、デーブ・ハフと繋いで試合は膠着状態に。
9回、石山泰稚からチャンスを作るも福田が見逃し三振に終わり、試合は5-4の1点差で9回裏へ。神宮球場の丸見えのブルペンから守護神・増井浩俊が向かう。もう胸騒ぎがする。このまま終わる気がしない。
増井は1アウトから6番村上に二塁打を打たれ、早くも同点のピンチを迎える。続く雄平はセカンドゴロで2アウト3塁。ヤクルトのチャンステーマってこんなに威圧感あったっけ…と思う中迎えるのは7番・奥村。結果は空振り三振!この瞬間が一番盛り上がってたんじゃないかという感じで試合終了。今季1軍戦3連勝となった。
試合結果
試合時間3時間24分、3回までに1時間半ぐらいかかった割にそこから試合のテンポは速かった。
二次会の頃にはすでに照明に灯が。
グランドは女性限定で開放されていた。こう見ると怒ったファンがなだれ込んでるようにも見えてしまう。
喜びに沸いたところで神宮球場を後にすることにした。
再び信濃町に向かって歩き、中央線で上野を目指す。
水道橋から東京ドーム帰りの客も混ざりカオスになる車内。
東京駅でリュックを受け取り、上野からホテルの送迎バスに乗車。
今日の宿。浅草にあるが最寄がつくばエクスプレスの駅なのでそこそこ使いにくいが、なんだかんだで周りが落ち着いてるので2回目の利用となった。

その後は軽く寝落ちしかけたものの夕食へ。

Q「勝って食うラーメンはうまいか?」
A「めっちゃうまい」

次回につづく。