2021年7月31日土曜日

2021/3/17 思い付きのお伊勢参り②

 伊勢市駅から徒歩で外宮へ向かう。

駅前から参道が伸びているので間違えることはない。
真珠の店をよく見かけるのも伊勢らしい光景である。
歩いてる道中にはこんなものもある。
柄杓童子。人々のあこがれだった伊勢への参拝を遠方の人達が犬に託し、その犬が道中で善意を受けながらも伊勢に代参する…らしい。
帰りはどうするんだろうかとかそういうことしか考えられないが。
多くの人たちがスルーするが、外宮前の信号にはかつて存在した三重交通神都線のことが書かれたパネルが設置されている。ルートは伊勢市駅から外宮、宇治山田駅、内宮、そして二見と、今回考えてるルートとは大体合致している。しかし1961年に自動車の普及などによる利用者の減少で廃線になり、現在はバス路線で結ばれている。
外宮に到着。平日朝ということもありまあまあ人が少ない。
外宮の正式名称は「豊受大神宮」
豊受大御神を主祭神としており、米をはじめとした衣食住の恵みを与えてくれる神様が祀られていることから内宮より外宮のほうが位が高いとされている。
ちなみにこの火除橋を渡った先にはトイレがない、立て札にもその旨が書いてあるので産廃の時には気を付けてほしい。

この先は撮影禁止区域もあったりするので写真はほぼない。
 そして後正宮を参拝することになったのだが、何を思ったのか思い切り作法を間違えていた、結構神社には参拝しているので間違えたことはこれまでなかったのだが、一体なぜここで間違えたのだろうかと思った。
その後、域内にある「多賀宮」「土宮」は問題なく正しい作法で参拝できた。
多賀宮を参拝した後はバスの時間も迫ってるので急いでバス停に戻る。
奉納舞台
域内には「せんぐう館」などの展示施設もあるのだが、今回はあまり余裕がないのでスルー。まあ近いのでまた来ればいいという発想(今の状態の世界でこういうことを言うのは気が引けるのだが)で外宮を後にすることにした。
外宮からバスに乗って20分ほどで内宮前に到着。余談だがこのバスが神都線の代替で、内宮前のバス停はかつての駅の位置に設置されている。
時間も昼前にさしかかり、駐車場や乗ってきたバスから多数の参拝客がこの宇治橋を渡っていた。自粛ムードとは程遠い光景の中域内に足を踏み入れていく。
宇治橋から眺める五十鈴川、底が見えるほど奇麗な川を見たのは久々な気がする。
御手洗場
通常の神社と同じように手水舎が伊勢神宮にもあるのだが、せっかくなので五十鈴川の水で手を清めてみることにした。3月の半ばだがまだだいぶ冷たかった。
この先は撮影禁止エリアなのでカメラをしまい、御正宮に向かう。

 天照大御神を祀っている御正宮の周りは独特の雰囲気だったが、その雰囲気にのまれることなく無事正しい作法で参拝し終えた。
参拝後にまあまあ風が強くなっていたのだが、外宮の"アレ"で気に障っていなければいいなと思っていた。(案の定だがこの1か月半後に左足の靭帯を捻るケガをした)
皇室から献上された神馬の住まい、御厩や
春の訪れを感じながら域内を後にした。
昼ご飯を食べるためにおかげ横丁を訪れた。こう見ると「どうせ望遠レンズで圧縮して人を多く見せてるだろ」と言われそうだが、実際かなりの人出だった。平日でこれはおかしいと思っていたのだがよく考えると春休みに入ってる子供も多いのだろう。休日は想像もしたくない。
おかげ横丁に合わせられたデザインのスターバックス

赤福の本店
余談だがこの日帰宅後に親に伊勢神宮の話をしたところ「おかげ横丁で走って頭から転びかけたが背負っていたリュックに守られて無傷だった」という出来事があったようだ。いかんせん本人が来た記憶も無い時代なので全く覚えていない出来事である。
お昼ご飯は伊勢うどん。海老天が本当に大きい。伊勢うどんを食べるのも(記憶の上では)初めてなのだが、柔らかくて癖になりそうな食感だった。
昼食をとった後はバスの時間までお土産や赤福を買い、再びバスに乗り込んで宇治山田駅に向かった。

つづく