朝食をとり、チェックアウト。谷町四丁目駅から谷町線に乗車。
谷町四丁目駅の表示を見たら次の列車が文の里行きだったので谷町六丁目で降りて文の里行きに乗車。ラッシュ時なのでそこそこ客も多いのはこの辺がビジネス街なせいかななんて思いながら谷町九丁目で千日前線に乗り換え、難波に到着。大阪難波駅のいつものコインロッカーにリュックを入れて身軽になる。ここまではいつもの流れである。後にこの行動が事件を引き起こすことになるとは知らずに…
こっちは2両編成同士のほう。運転台は生きてるのかなという感じだった。
向こう側からだんだん古くなる並び。
ということで南海の難波駅に到着。ここから電車に乗るのは2014年以来である。その時は真っ赤なラピートにフォロワーが乗るというので一緒に乗った思い出がある。
今回はラピートではなく、この古めかしい車両。6000系に乗車する。
ここから高野線に乗り込むのは初めてである。
昭和41年製。1966年ということは昨日見たユニフォームより前の時代ということになる。
そして編成もなかなか特徴的である。4両編成のほうかなと思ったら先頭車が中間化改造されている。こっちは2両編成同士のほう。運転台は生きてるのかなという感じだった。
向こう側からだんだん古くなる並び。
本当に大手私鉄の車両なのだろうかという感じの車内 |
朝ラッシュがひと段落した車内。ちなみにこの時乗車した6904号車は2020年12月に廃車になったそうだ。6000系も廃車や大井川鐡道へ譲渡されたりなど変革の時を迎えていた。
片側開きのドアはどことなくパノラマカーや7700系がいたころの名鉄に乗ってる気分を思い出させる。
新今宮でラピートと離合。南海といえばラピートなのだがラピートは今回この時にしか見なかった。天下茶屋に到着。列車は急行なのでここで降りて後続の各駅停車に乗り換える。
次にやってきたのは1000系。1駅だけ乗車する。
乗務員室のドアでこんな窓長いのこの車両ぐらいでしか見ないな |
南海本線と高野線の複々線区間を走り、岸里玉出に到着。
高野線と南海本線の分岐駅、岸里玉出駅。高野線の電車はここから分かれていく。
高野線ホームは対面式の2面2線。
分岐駅だが停車するのは普通列車(各駅停車)のみ。ここから南海本線ホームは少し遠くにある。このため本来の乗換駅は1つ前の天下茶屋と案内されることが多い。
南海本線のホームは島式ホーム。両側に通過線がある。ここは元々岸里駅と玉出駅の2つの駅が存在したが、駅の距離が近かったことから1993年に高架化工事とともに統合。岸里玉出駅として生まれ変わった。
そして、この駅からはもう1つの路線が分岐している。
南海の支線用車2230系 もとズームカー22000系の一部 |
こちらの古そうな車両がある1面1線のホームから発着するのが都会のローカル線。汐見橋線である。あまり知られていないが高野線は本来、汐見橋から岸里玉出、そして極楽橋までを結ぶ路線なのである。そんな高野線の起点を目指し、2両編成の電車に乗り込んだ。
汐見橋駅は高速道路の横にこじんまりとした感じで存在した。
折り返しの時間を使って駅舎などを撮影してみる。
改札口。自動改札が設置されている。天井の広いコンコースがかつてのターミナルの名残を感じさせる。売店の跡だろうか。
駅舎の外に出ると完全に都会の中にこの駅だけが時が止まったかのように存在しているのを感じた。すぐそこには阪神なんば線の桜川駅もあり、京セラドーム大阪も徒歩圏内にある。
時間が短いので再び改札に入り折り返しの電車に乗り込む。
折り返しの岸里玉出駅は老人会か何かのウォーキングだろうか、かなり大人数の団体で埋め尽くされていた。そのうちの一人に話しかけられたのだが今思えば「昨日南海ホークスの試合を見てきたので…」とでも言えばよかっただろうか。木津川駅で団体が降り、再びガラガラになる。木津川駅も都会の秘境駅などと言われているが、今回は行きに通った気になる駅を帰りに見てみることにした。
西天下茶屋駅に到着。対面ホーム2面2線の小さな無人駅である。
ホームの案内にはちゃんと「高野山・橋本方面」と書かれている。
駅舎はそれぞれ上りと下りで独立している。コンコース、自動券売機が設置されている。
岸里玉出方の駅舎。三角屋根の駅舎が周りの風景に溶け込んでいる。当然無人駅である。
汐見橋方の駅舎は少しこじんまりしている。左側の建物はお店だったのだろうか。それにしても幅が狭い。
こういうのも"味"なのであろう。さっきまで乗ってた列車が折り返してくるので撮影。
こういうのも"味"なのであろう。さっきまで乗ってた列車が折り返してくるので撮影。
30分に1本と本数はそこそこ少ないので途中下車するのはめんどくさいだろうが、こういうのも良い。そう思って次の岸里玉出行きを待つ。
そしてやってきた岸里玉出行きに乗り込み、岸里玉出に向かった。
つづく