2021年8月31日火曜日

2021/3/17 思い付きのお伊勢参り③

 内宮からバスで宇治山田駅に到着

駅舎は洋風。昭和6年の開業当時の駅舎が改修工事を請けながら現在も使われている。
3階建てで1階がコンコース。2階が改札階。そして皇族や首相などがが伊勢訪問の際に使用される貴賓室が設置されている。
1階コンコースの様子。広々としており、観光地の玄関口としてふさわしい作り。
まだ列車までは時間があるがホームへ向かう。
ホームは1番のりばから4番のりばまであり、1・2番乗り場は行き止まり式となっている。
その1番のりばの横にあるのがこれ。
かつては鳥羽・志摩方面へ線路が伸びていなかったため、このホームの横までバスが乗り入れていた。
バスが使用していたスロープ。
スロープの先にはバスの折り返しのために使われていた転車台が残されている。
記憶に新しい人も多いと思うが、2016年にはNHK「ブラタモリ」でこの場所までバスが乗り入れていた。
転車台の操作盤。
1・2番のりばは折り返しの列車が使用している。大阪上本町行きの22000系特急が停車中。
もう一つこの駅を語るうえで欠かせないものが残されている。駅3階には伊勢市の消防本部が置かれており、この塔が火の見櫓として使われていた。通信手段が発達していない時代にはこのような火の見櫓は火災の発見に大いに役立っていたが、1986年にその役目を終えている。
ということで鳥羽まで向かうことになった。時間的に特急しかないのだが、ここは贅沢に貯まっていたポイントを使って特急に乗ることにする。
大阪難波発の特急しまかぜが到着。これには乗らない。
その次の列車を待つ。
12:36発 特急伊勢志摩ライナー賢島行き。
本来の目的で久々に伊勢志摩ライナーを使う気がする。これまでは大阪に行く途中だったり四日市からの帰りだったりしたので。
宇治山田~鳥羽は近鉄鳥羽線。13.2キロの路線だが最高速度130キロと高速化されている路線で、特急なら10分程度で走破してしまう。
座って落ち着いているともう海が見えてきて鳥羽に到着。
鳥羽に来るのも10年以上ぶり。昔は志摩スペイン村に行く道中で何回も寄ったのだがここ数年はめっきりだった。
鳥羽は鳥羽温泉郷や水族館、ミキモト真珠島で有名な観光地である。
どう考えても独身男性が一人で来るようなところなのか(?)という感じである。
来た目的の9割はこれ。
駅舎はJRとの共用。こっちは近鉄側。山側にJRの駅舎がある。
ということでここまで来たので日帰りでやってる温泉にいつもなら入るのだが、観光地でそんなところあるのかと来るまで不安だったので一応駅の観光案内所で日帰り入浴可能な場所がないか聞くと、何か所か見つかったので行ってみることにした。
やってきたのは駅から歩いて数分のホテル「戸田家」
以前知り合いが宿泊していたので名前だけは知っていたけど本当にやってるのか?と思いながらフロントで聞いてみると「日帰りやってますよ!」とのことなのでさっそくお世話になる。さっそくパンフレットをもらうと3種類風呂があるとのこと。とりあえず大浴場に向かう。
館内にある写真を見るとここがどういうレベルの宿かは分かると思う。
エスカレーターに乗って複雑な館内を移動してまずは大浴場に。
チェックイン時間前なので誰もいない。
エスカレーターから見える海。
この後大浴場に行ったが案の定広い大浴場を貸し切りで使えてしまった。やけに落ち着かないが贅沢な時間だった。
体と頭も洗ってさっぱりしたところでもう1か所の浴場に向かう。
こっちは露天風呂がメイン。
船型の浴槽や岩風呂などがあり、鳥羽の港を眺めることができる。(客室から丸見えなんじゃないか?と思ったけどまあ見えにくいからいいんだろう)
浸かりながら「これから伊勢志摩に行くのも年中行事にするかあ」などと考えていた。
この他地下にもう1つ大浴場があるのだがさすがに健康を優先してやめることにした。
なんとなく館内を歩いてると大きなイベントスペースのような場所もあったりする。
旅館特有の小さいゲームセンター。せっかくなので両替ついでに遊ぶ。
三重県なので緒方智絵里がカバーしてた曲を。
こういうところで太鼓の達人しかないと選択肢は太鼓1つなんだな。
まあまあ落ち着いたところで預けてた荷物をフロントでもらって戸田家を後にする。
次は泊りで行きたい。

まだ列車まで時間があるので適当に鳥羽駅周辺をうろつくことにした。

つづく