第8章 自己満足の旅
橿原神宮前からの選択肢は2つ。京都線を完乗するか、奈良線の残り区間である大和西大寺~奈良を走破するか。
11:33発の京都行き急行に乗車。大和西大寺までに決めたらいいと思った。田原本線に向かう連絡線 |
この日は7月8日。2年前にもこの駅を訪れていた。
駅前をチラ見してみたら結構人が集まっていた。駅前の建物には半旗が掲げられていた。
そんな物々しい雰囲気の西大寺駅を後にする。
12:11発 奈良行き急行に乗車。昼時にしては混んでいた。みんな観光客だろうか。列車は平城京跡を横目に走り、新大宮を出た後地下に潜る。この区間はかつて併用軌道だったのだが、1969年に地下化された。
途中新大宮駅で「近鉄奈良駅で非常通報装置が扱われた」という理由で足止めを食らう。なんでそう焦らすんだ。
12:17 近鉄奈良に到着。これで奈良線も完乗した。
駅名標にもシカがいる。
先述の通り駅は地下駅の4面4線、4番線以外の線路は全て両方のドアから乗降できる構造になっている。
せっかくなので降りて東大寺まで行ってみることにした。12:17 近鉄奈良に到着。これで奈良線も完乗した。
駅名標にもシカがいる。
先述の通り駅は地下駅の4面4線、4番線以外の線路は全て両方のドアから乗降できる構造になっている。
駅ビルはこんな感じ。地上に上がると日野茜と高山紗代子と松田宣浩を煮詰めてオタクの陰湿さを混ぜ込んだような不快な空気に包まれた。そしてそこら中から聞こえてくるのは日本語よりも外国語の方が多かった。ここは国際的な観光地なんだということを思い知らされると同時に、こんな不快な環境である夏の日本に来る外国人はいくらなんでも物好きすぎるだろと思った。
駅からしばらく歩くと奈良公園のエリアに到着。ここでは鳩みたいな感覚でシカが闊歩している。
そういえば最近は観光客がシカに悪さをするような事案が多いらしい、ここにいるシカは野生なので、人間に襲い掛かってくる危険があるという注意書きがあるのだが、それでもシカに安易に触ったりするやつを見かけた。罰当たりな野郎だ。
かわいいね。
「あなたはどこから来ましたか?」というアンケートが売店の軒下にあった。多分だけど俺ならふざけてシリアとかソマリアあたりにシールを貼ると思うので半分ぐらい信用していない。
なんやかんやで30分ぐらいかけて東大寺の入り口まで到着。ここからさらにシカと観光客の間を縫うように歩く。
南大門にある国宝・金剛力士像 |
シカと金剛力士像 |
カラーコーンが周りに溶け込むようになっていた |
大仏殿の前の前に来るだけで背筋が伸びるような感覚になった。
法隆寺もそうだったのだが、17年間見てなかったぐらいで何かが変わったわけでもない。ただ大仏はそこに鎮座しているだけである。
外国人の家族連れの子供が「ハロー!」と大仏に言っていたのが心に残っている。ここは世界から人が訪れる場所なのである。
修学旅行の時は買えなかったメダルを購入。よくわからないが心が洗われたような気がした。
まだ昼食もとっていないのだが、奈良市内はインバウンド向け価格の飲食店しかないので水で命をつなぐ。
帰りは駅までのバスを利用。そのまま流れるように奈良線で大阪方面に向かった。
14:20 生駒に到着。食事がとれる場所を探す。この前は気づかなかったが生駒はリニア新幹線の駅を誘致してるそうだ。今のペースだと令和100年ぐらいにならないと出来ないと思う。
15:08発 地下鉄線直通コスモスクエア行きに乗車。見た感じ地下駅だが、実際は半地下と言った形。こういうのを何と呼ぶのだろうか。車内は観光客だらけだった。奈良線は昼間特急が走らないのでこんな感じで快速急行は常に混んでいる。少しぐらい走らせてもよさそうな気がするがな…
近鉄日本橋で下車。
なんとなく行き忘れていたので日本橋のナムコへ。
17:00発 特急ひのとり17列車名古屋行きに乗車。そういえば吉本の本社って始めて見た気がする |
今回飾られていたのは橘ありすの衣装だった。6thライブで着用されてたものだったと思う。個人的に初めて行ったアイマスライブなのでかなり心に残っている。時間つぶしの後はお土産を買って大阪難波駅へ。
一気に現実に戻されている気がする。
19:09 近鉄名古屋に到着。これで今回の遠征は終了となった。
ところで「なぜ変な駅で降りたりしていたのか?」という理由だが
7月、変なところでばかり下車していた理由を今日ネタバラしします。
— つるまー (@trm_f8) October 13, 2024
布施、橿原神宮前、荒本、富田林、名張、石切
で藤本里奈を完成させてきました。 pic.twitter.com/mgmZ0VT8OQ
ラブライブのための旅だったのだが、ちゃっかりと担当アイドルの名前シリーズをやっていた。それだけである。結局旅なんて自己満足で終わればいいのである。そう思う夏の旅であった。
ところで今年はこれで京セラドーム行きは終わりだろう、そう思っていたのだが再び行かなければならない理由ができてしまったのは別のお話。
蓮ノ空コラボゲーム遠征 6回裏のストーリー 完