2025年9月18日木曜日

2025/9/7~8 【デレステ10th横浜遠征】寝覚月の煌めき①

  初めてこのゲームを開いた時、初めて担当アイドルと出会った時、初めてライブに行った時。そんな数々の思い出を取り戻した福岡から2か月ほどが経過した。

残りはただ1つ。そんな最後の思い出を取り戻しに行く物語。

相変わらずだけど今回もライブまで長いよ


第1章 時空を超えて

  9月6日(土)→7日(日) 晴れ

 今回はDay2だけ現地。Day1は配信で鑑賞。デレマスのライブを見始めてだいぶ経つのだが音響でトラブルが起きて中断するのは初めて見た。その結果家を出る時間が間に合わなさそうだったのでハイファイデイズから先はご飯を食べながら見て、慌てながら家を出発した。

鶴舞に到着。今回は中央線で名駅に向かい、夜行バスに乗車する。
当初の計画では「横浜で降りようかな」と考えていたので今回はドリームなごやではなく「ファンタジアなごや」4号に乗車。京成バスの車両だ。名前は狙ったかどうかで言うと、ちょっとだけ狙った。なお結果的に東京まで乗る計画に変更した。
車内はこんな感じで、点灯中は星空が広がっている。なんともお洒落。22:50に発車、栄や千種駅前で乗客を拾いつつ、明朝横浜のYCAT(横浜シティエアターミナル)、東京駅日本橋口、東京ディズニーシーに至る路線だ。発車後の車内案内で途中のサービスエリアの停車は乗客の開放休憩ではなく乗務員の休憩であることを知らされる。いやお前の休憩場所なんか知らんねん!と思いつつ、名駅で飲み物を買っていたことに安堵する。
6:19 予定より10分ほど早く東京駅日本橋口に到着。正直いつもよりは寝られた。睡眠のサイクルを調整したのもあるのだが最近仕事が忙しくて疲れ気味だったのも大きかったと思う。とりあえず7時間ほどの監禁生活でバキバキになった体をほぐしに行こうと思う。
山手線に乗車。
鶯谷の萩の湯でさっぱりする。風呂上がりに着替えていたらすぐ横で無重力シャトルの話をしている人がいたので同じこと考えてる人たちがいるんだと思った。その後は秋葉原で朝食。
コンステの時以来に秋葉原で朝マック。
新幹線を眺めていたらE2系が通りがかった。10年前に比べるとだいぶ減ったと思う。
その後は明神男坂から神田明神へ。
 デレステの更新終了と同時にデレスポが8月に終了したのだが、その機能はデレステのアプリ内に統一された。それと同時に最大15人までアイドルを召喚できるようになったのだが、今回は担当の5人を召喚してみた。この端末が冬だったらいいホッカイロになるのにと思えるぐらい熱を発したのでこれが限界だと悟った。
坂を上がって神田明神。お参りを終えておみくじを引く。
おい。
おい。
おい。
電話出ろ。

いや凶なんて久しぶりに引いた。歌鈴ちゃんに祓ってもらわないと。

気を取り直して御茶ノ水駅に向かう。
今思えば神田明神に行くようになったのが10年前、その時から続いた工事もここまで完成した。そう思うと感慨深い。まだ工事は続いてるんですけどもね。
中央線で東京駅に戻り、いよいよ横浜に向かう。
写真は違う列車である
9:20発 東海道線熱海行きに乗車。トイレに入りたくて端っこまで移動したのに使用中だった。発車してもずっと使用中だったので「こいつ無賃か????」と思い壁ドン寸前まで行ったのだが品川を出たあたりで中から人が出てきた。速攻で済ませる。
9:36 川崎に到着。ここで一旦下車し、宿泊先のホテルに荷物の預かりについて問い合わせ、求めていた答えを貰ったところで乗りつぶしタイムに入る。前回の横浜遠征で行けなかった鶴見線周りを乗ることにした。
川崎9:43発 普通立川行き。南武線はワンマン運転を開始しているので駅の発車メロディーがすでに廃止されており、さらにモニターで操作したうえでドアを開閉している。
2分ほどで尻手に到着。
ここから浜川崎までの4.1kmを結ぶ南武支線が分岐している。
南武線はE233系で統一されている

 実際南武線の支線はこの尻手~浜川崎の路線のほかに鶴見~新鶴見信号場~尻手を結ぶ貨物列車用の支線も存在する。この記事では便宜的に南武支線と表記していく。
9:59発 浜川崎行きワンマン。車両は新潟や長野でおなじみのE127系である。2024年に205系を置き換える形で導入されたのだが、車内の仕様は新潟時代のままである。
首都圏なのに新潟に来ている気分になってしまった。
発車してすぐ川崎方面の南武線がカーブしていき、支線は直進する。そのまま東海道貨物線に寄生するような形で東海道線をまたぎ、八丁畷駅方面に向かう。
 南武線が開業したのは1927年。現在の川崎~登戸間が南武鉄道という私鉄路線で開業したことに始まる。この支線が開業したのは1930年。沿線の工業地帯の発展と共にその通勤の足として走り続けて今年で95年。ゲームの歴史なんかと比べていいのか困る数字だ。
貨物列車とすれ違う。貨物が本業で旅客が副業みたいなノリの路線という感じである。
小田栄駅。
近年は工場の移転などもあり残った土地が宅地化され、支線本線問わず南武線の利用者が上昇傾向にある。その流れで2016年に開業したこの駅は設置当初営業キロが設定されておらず、Suica等のICカードで入場すると隣駅の川崎新町から乗ったことにされるというミステリー小説のトリックに使えそうな現象が起きる不思議な駅だった。
10:06 終点の浜川崎に到着。あっという間だが濃密な7分間だった。
 浜川崎駅には「ヌシ」と呼ばれる持ち主不明のモーターカーが自然に還りつつある。
これはこれで現代社会への警告みたいなタイトルでアート作品にできそう。
 さてそんな浜川崎で鶴見線に乗り換えるのだが、ホームは道を挟んだ向こう側にある。
鶴見線駅舎。開業時は渡田駅という駅名だった。
勘の鋭い方ならお分かりだと思うが、これは前身の鉄道会社がそれぞれ違った名残である。南武支線は南武鉄道、鶴見線は鶴見臨港鉄道という2つの会社がそれぞれ国有化され現在の形になっているからだ。
 駅の開業は1918年。ここからすこし東側に貨物駅として開業。1926年に鶴見臨港鉄道も貨物駅を浜川崎に設け、3年後に渡田駅という旅客駅を開業。翌年、南武鉄道も浜川崎に貨物駅を設け、新浜川崎駅という旅客駅を開業。この2つの旅客駅がそれぞれ現在の浜川崎駅になっている。そんな渡田駅だった浜川崎駅鶴見線ホームに向かう。ちなみにどちらの路線も無人駅だ。こ線橋の中には駅に隣接するJFEスチールの製鉄所専用出入口も設けられている。
 鶴見線を走るのはE131系。千葉や北関東のローカルなどで活躍している車両だ。さっきから首都圏のど真ん中なのにやたらローカル色の強い車両ばかり乗っている。10:11発の鶴見行き普通に乗車。
 武蔵白石駅で支線が合流してくる。こっちは大川支線。朝と夕方にしか列車が運行されないので和田岬線や名鉄築港線のような感じ。ちなみに武蔵白石駅から分岐するが配線の関係で大川行きの列車はこの駅に停車することが出来ない。
広い貨物線とその向こうに広がるのは米軍鶴見貯油施設。在日アメリカ軍の横田基地に向けた燃料輸送列車がここから発着している。
 浅野駅に到着。ここからは「関係者以外駅から出られない」でおなじみ海芝浦駅に向けた支線が分岐している。駅名の由来は鶴見臨港鉄道の設立者である浅野総一郎にちなむ。
 ここまで乗ってみた感想としては「伊勢湾台風が来ず、複線のまま築港線や名古屋臨海鉄道が生き残っていた世界線」という感じだった。弁天橋を過ぎると鶴見や横浜の市街地に向かう人たちが多く乗車するようになりガラガラだった車内が活気づく。
 10:22 国道で下車。中々変わった駅名だが、これは駅と交差する国道15号線(京浜国道)にちなんだものだ。
駅自体がカーブの途中にあるため、足元がこんな感じになる。さっそく列車を降りて駅を観察してみることにした。
鶴見行きホームから高架下の通路をまたぐ橋。
浜川崎・扇町方面ホームへの階段。駅構内は薄暗い。
改札の様子。ここは無人駅だ。
 駅自体の開業は1930年。1971年に無人化されてからというより、ほぼ95年前の姿を保っているのではないか。
改札を出ると高架下の通路に出る。上にあるのが前述の橋だ。
高架下には民家のほかに店舗が建ち並んでいた。現在は1店のみ営業しているそうだ。
 この駅は95年前の空気、雰囲気をそのまま現代に残している。鶴見線に行くにあたってこの国道駅は絶対に降りたかったので一つだけ夢がかなった気がした。
ついでにARも撮影。
ファッション誌とかならこういう場所で撮影とかありそう。
再び電車に乗るためにホームへ。ちなみに撮り忘れてしまったが外には戦時中の機銃掃射の弾痕も残されている。そういった時代の傷跡もこの駅はすべて残している。
ホームの屋根は丸みを帯びており中々おしゃれ。新川橋とかで見た気がする。
10:45の鶴見行きに乗車。
東海道線を渡った先には1942年に廃止された本山駅のホーム跡がそのまま残されている。
鶴見駅に到着。折り返しは海芝浦行きになった。海芝浦にも行ってみたさはあるのでまた来たい路線だ。都会の喧騒を離れたいが、金が無いって時に鶴見線や南武支線は手軽にローカル線の雰囲気を楽しめる場所なんだなと思ったこの乗りつぶしだった。

第2章 ヨコハマ・インビテーション

 鶴見駅である。ここからは京浜東北線で横浜に向かう。
向こう側に見える線路は去年通ったJR相鉄直通線の線路だ。ここ鶴見は様々な列車が行きかいにぎやかな駅だ。10:54発の大船行きに乗車。
11:04 横浜着
1編成しかない黄色い京急が走って行った。凶を引いた割には運がよくないか?
さて、JRで横浜まで来た理由はひとつ。応援広告だ。今回はやたら多くて全部を回収するには効率を重視しなければならない。
メロー・イエロー
水本ゆかりさん、また来てください。このほかは随時載せていこうと思う。つづいて東急の駅にある応援広告を見る。
スターライトファンタジーって魂のライブだったよね。
今回は5th以来にやってくる幸子。ハピガ!聴かせてくれ。
VelvetRose
モノトーンでおしゃれ。こっちは一眼の方でも舐め回すように撮ってしまった。
190人の応援広告という荒業も見た。この記事の一番上にある写真はここから里奈の部分だけを抜き出したものである。あなたが勇気をもらったアイドルはどこにいるだろうか。
一瞬だけすーさんと合流し、ホテルに向かうためにみなとみらい線に乗り込んだ。
これも応援広告?颯と「まき」がおるし。
みなとみらい線の一日乗車券(460円)を購入して乗り込む。正直一日券以外で乗る気になれない。
横浜11:35発 各停元町・中華街行きで日本大通りで下車。
去年も下車したがここは横浜スタジアムの最寄り駅。ベイスターズ一色だ。
京田がいないやん。
ちなみに今日はここで試合があるので結構混雑するかなと思ったのだがナイトゲームなのでまだ人はガラガラだった。
ちなみに今回のホテルはハマスタの目の前である。
安心の東横イン
去年と同様チェックイン手続きをしてカードキーを貰い、大きな荷物をロッカーに突っ込んで身軽になっていざ出発。
消防救急発祥の地の碑
 と言ってもライブ会場ではなくまず有志の配布企画が行われている会場最寄りのみなとみらい駅へ。
なおこの土日はラブライブも横浜でライブをやっている。なんだこの異次元フェスは。
入場待ち列というか待機場所で20分ほど待たされる。万博東ゲートかよ。なんだかんだで30分ほどで入れたのまだ助かった。
毎回思うがみんな本当によく考えて企画してるな~と感心してしまう。私にはそんなモチベがもう無い。色々貰った後は横浜駅方面へ。
これ作った人マジで良かったなあ
とその前にみなとみらい駅構内の応援広告も撮影。通行人も目を向けていたしこういう広告って良いね。電車に乗り込んで横浜駅に向かうと買い物中のとばつるさん達が居たので合流。
去年もパスタ食ってからライブ行ってた気がする。
ここからは最近開業したばかりの歩道橋を通ってKアリーナへ。
はよ売却せえ
また工事が続いていた感じがしたが、来年にはまた変わってるのか?
Kアリーナ横浜に到着。今日はここでどんな煌めきが見られるのだろうか。

つづく