2025年7月3日木曜日

2025,4,26~27 Re:TOKYO TRIP③

第5章 行先なんていらない

4月27日(日)くもり
 
 お世話になりやした~
狭いカプセルホテルで一晩を過ごすのもだんだん慣れてきた。近年は為替やらSNSやらインバウンド政策のせいでどこもかしこもホテルが高い。そのうちカプセルすら1万を超えるようになって路上で寝ることになるのではないかとビクビクしている。
 さて今日の予定だが、昼過ぎに有明まで行って6月に連番予定の知人にチケット代を渡しに行くミッション以外は全くない。適当に乗りつぶしを進めることにした。
まずは上野駅へ。
特急が来るらしいのでちょっと待つ。
16番線にはE657系が停車していた。こいつもフレッシュひたちをモチーフにした塗装になっている。
黄色は「イエロージョンキル」といい、ひたち海浜公園とスイセンの花をイメージしている。
ネモフィラの方が有名じゃないか…?と思ってしまったら負けだ。
昨日は見られなかった地平ホームから見る高架ホームの光景。タイミングが合えばこの直下にも列車が停車している光景が見られるのだがそれはまたの機会に。
かつて「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」などが発着し、一部界隈で有名だった現在は「四季島」の発着ホームとなっている13番線。なんか持て余していてもったいないなという印象である。
10:00発 特急草津・四万1号が入線してきた。車両はE257系になっている。実は前回の軽井沢遠征で高崎駅で見送った列車である。
えらく窮屈な表示(2023/4/1)

高崎駅で撮影(2023/4/1)

E257系と言えば「あずさ」「かいじ」などの中央線特急や房総方面の「わかしお」「さざなみ」などで活躍していたが、ここ数年で転用や改造が進み、現在はこの「草津・四万」や「踊り子」で運用されている。ちなみにこのOM-55編成は元房総特急の編成で、竣工日はシンデレラ10thファイナル公演の日だった。(今その円盤を見ながら書いているのでこの事実に気づいたときにめっちゃ驚いた)
そのほかにも緑色の塗装になっている編成は臨時列車などにも使用されるため、特定の列車のロゴが入るわけではなく形式名がロゴとして描かれているだけである。
行先LED表示

この手の吊り下げ式乗車位置案内も絶滅危惧種ではないか
 こいつの発車を見送ってたらちょっと時間がかかるので東京駅へ向かう。
9:50発の品川行きに乗車。E531系の赤色塗装だった。
こっちはかつて存在した国鉄型の交直流電車塗装の復刻である。
東京駅のコインロッカーにリュックを放り込む。その前にお土産も購入。
ここからは暇をつぶす。とにかく暇をつぶす。ということでまずは地下鉄の未乗車区間を乗りつぶす。
大手町駅から乗車、まずは東西線へ。
余談だがこの駅看板は近い路線順に並んでいるそうだ。
前回も使った東京フリーきっぷを購入。こいつがあればJRもある程度乗れるので地下鉄のフリーきっぷより便利である。
10:13発 各停JR線直通三鷹行きに乗車。地下鉄なのでぼんやりと過ごす。
三冠王(この駅が後にポイントになる)
そのまま中野に到着。ここはJR中央線との共用駅だ。
JR側の駅名標
こっちはメトロ側の駅名標。
せっかく来たので駅前に出てみる。
駅前にあるのが2023年に営業を終了した中野サンプラザが残っている。2024年度に解体予定らしいがまだ残っている。
結構新しい感じなので閉館と聞いたときはびっくりしたのだが、1973年開館と聞き、実際に来てみると割と建物も古めかしい感じになっていたので妥当かなあとなった。
その後駅に戻ってみると改札内が人間であふれてzipファイルのようになっていた。どうも中央線が運転見合わせになっているらしい。この後の予定は中央線で東中野に向かい、大江戸線に乗り換え予定だったのだが、こうなると予定変更だ。
10:48発 各停西船橋行きに乗車。この列車で落合に向かうと徒歩で大江戸線の中井駅に迎えることが判明したのでやってみることにした。
この駅独自だろうか「中野始発」の表示がある。混雑緩和の目的なのだろうか?よくわからなかった。
ということでさっきの落合駅で下車。初めて降りる駅なので道順をしっかり確認して駅の外に出る。
ここから大江戸線の中井駅まで15分もあればつくらしい(もっと早いかな)
東京こえ~~~
住宅街の中を歩き回り、10分ぐらいで中井駅に到着した。結構人とすれ違ったのでおそらく有名な乗り換えルートなのだろう。
前述のとおり、個人的に訪問駅数が900の大台に近づいている。この中井で892駅目である。
こっちも余談だが、都営地下鉄の駅名標は駅名の下に電車の接近予告があるのがいいと思う。ホーム上の表示機より個数が多いだろうし、前だけ見れば確認できるのでいいと思う。
11:05発 光が丘行きに乗車。
大江戸線は現在練馬~光が丘だけ未乗区間を残している、東西線に続いて完乗しておくべきと考えたのだが大江戸線は路線が長く、環状区間と都庁前からちょろっと出ている部分がある「6の字」形状なので「どこ乗ったっけ?」となってしまう路線であった。最初に乗った時にケチらずに全線完乗するべきだったと思う。
中央線はまだ止まっていた。旅先では機転が重要になると感じた。
そもそも、あそこから新宿に向かう手段は他にもあるだろうに。
11:19 光が丘に到着。
これにて都営大江戸線も完乗、都営で完乗していないのは三田線だけになった。あとは都電荒川線だろうか。
特に何をすることでもなく、反対側にやってきた都庁前方面行きに乗車。
やってきたのは大江戸線を走る12-000形の4次車だった。12-600形という後継車両が導入されているのでいつまで残るのかわからないと思って乗車。図鑑で見たような車両なのでちょっと嬉しい。
トイレと思わせての機械室。
ちなみに12-000形には試作車両が存在し、リニアモーター式地下鉄の試験を行った後、大江戸線開業前に引退、営業運転に就くことが無かった編成がある。
現在その編成は豊島区の千早フラワー公園で保存されている。
11:39 東中野に到着。ここで総武線に乗り換えて大久保→新大久保経由で池袋方面に向かう。

11:46発 各駅停車千葉行きで大久保11:48着
大久保駅は駅発車メロディーの置き換えが進んでいなかったので小休止して録音した。
横を通過するE233系快速のグリーン車
ここから新大久保駅まで徒歩で移動。
どうもルートをミスったらしくて無駄に駅まで歩かされた。日本最大級のコリアタウンだけにかなりの混雑だった。
やっとのことで新大久保のホームに到着。4月なのに結構汗をかいてしまった。もはや半袖でいいのでは?
待っていると電車が撮れそうだったのでちょっと撮影。置き換えが発表されているりんかい線の70-000形が通過。そういえば九州に譲渡される編成が出るっけ。
西武9000系が通過。この区間は西武新宿線も並走している。東京の駅はただ待っているだけでもその時間が楽しい。
新大久保12:06 山手線外回り 大塚12:15着。
ちょっとした用があったので大塚で下車。ここからは何も考えていなかったのだが、せっかく時間が合うので東京さくらトラム都電荒川線に乗車してみることにした。
大塚駅前停留所。
大昔に見た「山手線100点」の本でここの都電と山手線がクロスする光景が頭に残っていたのでちょっと感動。
早稲田行きに乗車して南下してみる。
都電の主力車両、8800形がやってきた。こいつは黄色だが全部で4種類のカラーが存在する。
車内はかなり混雑しており「ゆっくり路面電車の旅~」みたいな気分で乗ると拍子抜けすることを知った。大塚駅前12:21発早稲田行きに乗車。

「このまま早稲田まで行けば東西線に乗り継げるかな?」と思って乗っていたのだが、途中で早稲田電停の位置を知り急遽鬼子母神前で下車。ちなみにこの駅が下車降車通算899駅目である。
早稲田行きを見送る。停留所前後では都市計画道路の事業が進んでおり、さながら都電が地下工事の途中のような雰囲気になっている。ここから徒歩で東京メトロの雑司が谷駅に向かう。
そしてこの雑司ヶ谷で下車降車通算900駅目を達成した。
そもそもこのデータをつけ始めたのが去年だったために初めて「区切り」を迎えることになったのでいい加減なデータではあるのだがそれでも嬉しいものである。次は1000を目指そうと思う。

第6章 失態と…?

 そういえばこの日はデレステ10th東京公演Day2の日である。参戦しに来たおつおつさんが渋谷に居るというので副都心線で合流することにした。
12:50発の元町・中華街行きは横浜DeNAベイスターズラッピングのみなとみらい線Y500系だった。
渋谷に到着すると今度は相鉄乗り入れの20000系が停車していた。もうここはどこの路線なんだ感が余計に強くなった。
渋谷のダンジョンをなんとか抜け、おつおつさんと合流。そのまま新橋で昼食をとることにした。
渋谷13:20発銀座線浅草行きに乗車。新しい銀座線ホームも初利用である。
途中少し寝落ちしたのだが、起きたときに「なぜ進行方向右手に電車が走ってるんだ?」という頓珍漢なことを言ってしまい疲れていることを実感した。
東京に来たら日高屋だろ!!
食べ終わった後一旦分かれてりんかい線に乗車し有明方面に向かうことにした。
嘘シャニマス聖地

さっきの70-000形に乗車。大崎14:28発新木場行きに乗車。この車両は209系がベースなのでちょっとしたタイムトラベルような気分になる。

国際展示場で下車。ここから会場の有明アリーナまでは少し距離があるのだが、この駅に用事があるために下車した。
最近はライブや誕生日前後にアイドルの有志広告が出てくるようになって良い世の中になった。長富蓮実さんの広告を鑑賞。
その横で異次元フェス始まった。
ということでここから徒歩。
東京ビックサイトの建物って実在するんだ。
途中、違うライブの客が大量にいてちょっと混乱したけどようやくPを見つけてそこについていった。
到着。別にライブを見るわけでもないのだが。
ここで先述の連番予定者の知人と待ち合わせていたのだが、普段七海Pで青系の服装なのに今回は関裕美Pの装備でピンク色だったために分からなかった。一苦労して合流した。
なぜ制御盤なんだ。(冷静)
まあなんやかんやでオタクと色々話したりした後見送った。
きぬちゃん、いつかはここに立とうね…
ということで次は新豊洲駅まで向かう。
途中でめちゃくちゃPとすれ違ったのでこっちが最寄だったらしい。
そういえば乗った後に新豊洲駅の広告を撮り忘れてしまった。なんという失態。
新豊洲16:45発豊洲行きに乗車。すぐに到着。
ここで有楽町線に乗り換える。この豊洲駅は面白い駅である。
1988年に有楽町線が新木場まで延伸した際、この駅は2面4線で開業。真ん中2線を折り返し用として使用していた。
実はこの線路の正体は豊洲から半蔵門線の住吉駅までを結ぶ通称「豊住線」である。
現在その事業は2024年度より進められており、完成は2030年代半ばとされている。
そして、それまで留置線などとしても使われていた2本の線路は現在こんな感じ。
昔の副都心線渋谷駅みたいに埋められて通路になっている。
それでも案内表示やホームドアなどは残されたままである。これは一体?
 これは2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場最寄り駅がこの豊洲だったことに関係しており、大勢の利用客を見込み混雑を緩和するためにダイヤ上使用していなかった線路を思いきって埋めて通路にしてしまおうということだった。五輪等が終わった後もこの状態は続いており、架線は撤去されているもののレールはこの下に存在している。果たしてこのレールが陽の目を見るときはいつだろう。
豊洲16:58発 新木場行きに乗車。有楽町線の完乗を目指す。発車してすぐ使用停止中のレールが見え、それが違うトンネルに向かっていく光景が見える。これが豊住線の存在証明なのである。東京の地下鉄というのは謎がいっぱいであり、まだよくわからないものも探せば見つかるのだろう。
新木場に17:03着
ちょうど反対側に来た7分発の和光市行きは西武6000系だった。こいつに乗って銀座へ。
途中新富町で有楽町線の完乗を達成し、17:18に銀座一丁目着。ここからは徒歩で銀座線の銀座駅を目指す。
銀座は日曜夕方ということもありかなり混雑していた。17:28発の浅草行きで浅草へ。
ここの目的は…
レトロな浅草の地下街である。実際ここを通ると仲見世の方向に近いらしい。
ヘアカット800円!?!?!?
こんな感じの光景がずっと続いている。名古屋で行ったら少し前の伏見地下街を思い起こすような雰囲気だ。
再び戻って浅草線、日比谷線を乗り継ぎ秋葉原へ。まだ少しだけ帰りの新幹線まで余裕があるので寄り道を繰り返す。
アトレのアイマスショップ周りはミリオンに侵食されていた。
その後は東京駅のコインロッカーから荷物を取り出し、お土産と夕食を買い新幹線ホームへ。ちょうどライブが終わったぐらいだったようで参加勢の感想を流し見しながら新幹線へ乗り込む。
じゃあの~~~
東京19:30発 ひかり661号新大阪行きに乗車。日曜夜だし混むかなと思ったのだが結構空いていて拍子抜けした。
夕食は「深川めし」ちょいちょい食べたくなるお気に入りの駅弁で遠隔打ち上げに参加。Wi-Fiがオリックス打線ぐらい貧弱だったせいで静岡ぐらいまでまともに動画すら見られなかった。
名駅には21:14着。そこから乗り継いで鶴舞に21:28着。
今回の遠征はこれにて終了となった。
デレマス現場の裏でデレマスじゃない現場に向かうというイレギュラーな日程にも関わらず色々調整してくれた知り合いに感謝。

あとがき

 今回はあえてデレマスのライブを無視して向かったのだが、その先のコンテンツも今後がよくわからない。しかし我々にできることはとにかくアピールすることと与えられたパイを食べ続けることなのだと思った。とにかくもう福岡に行くことだけが楽しみなので、それを楽しむという結論の元、我々は海を渡り、福岡に向かうことになったのである。
 そしてこの場をお借りしてお会いした皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

福岡遠征編へつづく…

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