→第4章つづき
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ライブはここからお馴染み「シンデレラバンド」の生演奏パートに入る。披露曲の中で「デレステのMV再生数上位」の楽曲が発表されるという10thファイナル方式だった。
1.ガールズ・イン・ザ・フロンティア
デレステ3周年楽曲。出てきた時には「自分の足で歩けシンデレラ」のフレーズで結構あれこれ言われてた(というかこの時期はデレのやってることあれこれにいちゃもんがつけられてた記憶があるが)が、デレマス10周年時の楽曲投票では1位に輝いた歴史を持つ曲だ。個人的にはこの曲を境にして小日向美穂のイメージが変わった気がして「小日向美穂にもこんなことが出来るんだぞ!」と担当Pとしてアピールをしだしたきっかけにもなった。
2.ラブレター
我らがピンクチェックスクールが初めて世に出した楽曲、このイベント開催時は結構嬉しかったし、それまで5人でステージで踊る映像しかなかったデレステMVにおいて学校の教室にPCSの3人が居て歌って踊るMVという革新的な映像に驚かされた。今回はバンドアレンジで響子の代わりにハートリット(あかり・裕美)、琴歌との5人でのパフォーマンスだった。1番が終わった後に「あれ?なんかこんなメロディーだったっけ?」と思ってたら突然PCSの2曲目であるPaletteに変わり思わず「おお!」と声が出た。Paletteも正月からイベント走らされたな…と思いつつ、イベントコミュではPCSがトップを目指すと宣言をしており2か月半前のことを思い出してしまった。このライブツアーは俺が小日向美穂担当であることを強く周りに思い知らせたツアーだったと思う。
3.ストリート・ランウェイ
これもかなり好きな楽曲で、2022年の個人的流行楽曲賞も受賞している。別に担当は絡んでいないのだがMVが好きなので結構鑑賞しているうちに曲も好きになった。そんな好きがあってもいいじゃないか。これまでのライブ披露では毎度現地で聞けていなかったのでようやく聞けて嬉しかった。個人的にはcg_ootdの印象が強く、でらますと合わせたあの数日間を象徴するように街を巻き込んでシンデレラガールズが広まっていくのを見てすぐこの曲のことを思い浮かべた。ここは世界の真ん中、Kアリーナ。
4.レッド・ソール
もう何度もライブで聞いてるので「また聞けるのか??」となる曲だが、今回は会沢紗弥さんがセンターでなんか豪華な椅子に座ってる!?!?!?もう裏社会のボスなんだよそれ。前回触れたが会沢さんがけがを抱えているという状況の中、なんとかライブ演出を考え出してくれた結果「豪華な椅子で歌う」という答えを出してくれたことに感謝を表したいし「関ちゃんのPもそういう感じで見下されたい人ばかりだよね」ってツイートを見て面白かった。
第5章 おとぎ話の続きを
5.Majoram Therapie
コンステの時に突然発表されたももいろクローバーZとのコラボ楽曲。デレマス側のメンバーは唯、加蓮、琴歌、そしてりあむだった。しかしりあむ役の星希成奏さんはライブ前に病気により活動を休止、そこから復帰して3年越しにオリジナルメンバーがそろったのを見て思わずりあむPの知り合いを思い出して「お前~良かったな~」となった。ライブ後にもこれと一字一句同じことを本人に伝えて喜び合った。よくアイマスでは担当じゃないアイドルことでそいつのPを思い浮かべることがあるのだが、この時ばかりはその知り合いのことをずっと考えてた。
ライブ本編はツアーテーマ曲「スターライトステージ」で締められ、福岡同様担当全員のペンライトを持って応援した。この後はシンデレラガールズ15周年のロゴ発表、そしてそれまでシンデレラの象徴的な表現だった「時計」の針が消え、「実は砂時計だったのでひっくり返せばいつまでも続くぜ!」みたいなノリのCGが流れてついでにXRライブの告知が来るなど中々盛沢山な業務連絡を見せられた。しかしこれまでと違って「NEXT LIVE…」などという表現が無く、来年の11月に記念イベントをやるということだけ教えられ「次のライブ」といわれることはなかった。正直言ってモヤモヤした。
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その後はライブ中盤でもMCで登場したアシスタント・千川ちひろ役の佐藤利奈さんが登壇し、デレステに関するデータなどをDay1同様色々発表していった。サービス開始から毎日ログインしてる人のうち1人が会場に居て周りから拍手を受けてたのが印象的だった。
6.EVERAFTER
アンコール1曲目はデレステ10周年テーマソング。「EVER~」で始まる曲名はこれまでシンデレラガールズ全体の記念曲だったのでここでデレステ記念曲に来るということは「シンデレラガールズの区切り」ということなのだろう。と解釈している。ちょっと前の自分なら「な~にがめでたしめでたしじゃ」で終わったと思うのだが、正直なところはようやく自分の中で物語に区切りをつけられるのか。というところだ。
個人的にシンデレラと自分のかかわりは3期に分けられる。シーズン1はデレアニやデレステを始め、シーズン2は担当アイドルを作り、ライブに行くようになり、今はシーズン3といったところだ。シーズン2での最大の目標だった「八神マキノをステージに立たせる」を達成し、10thファイナルライブを終えて「じゃ今何をすればいいの?」というままこの3~4年を過ごしていた。そんな中でユニットツアーや中々進展しないゲーム内の展開にしびれを切らし一時期デレステから離れていた時期もあった。そんな中で去年のスターライトファンタジーや今年の福岡、そして今回。たどり着いた答えは…
「なんやかんやあっても、結局シンデレラガールズが好き」だということだった。この気持ちを取り戻すために3~4年もかけてしまったのは長かったかもしれない。でも、必要な時間だったのだ。
楽曲の話に触れると、前奏というかAメロ前に入る音にガチャ画面のフレーズが合って小日向美穂ガチャに新幹線往復分ぐらいと化してしまったことなどを思い出して悪寒がしたのだが、「あれはゲーム世界ではオーディションだから普通の女の子がアイドルになるステップ」なんてツイートを見かけてデカい声を出してしまった。ああ、財布が破壊されたことだって無駄じゃなかったんだ。
7.GOIN’!!!
今回はおねシンで開幕したので久しぶりにアンコールでおねシンをしないライブになったのではないか?この曲自体はデレステ発ではなくデレアニの1期最終話でシンデレラプロジェクトが歌っていたものなのだが、「シンデレラガールズが、デレステがこれから先も進んでいく」という決意表明のような選曲だった。シンデレラの10周年では「always」で感謝を伝えたのに対してデレステというそれまでの音ゲーを一気に進化させた功績を持つゲームの10周年では「いやまだまだここから先も進むよ!」というデレステらしさを感じた。わちゃわちゃしている出演者を見たりしながら「そういえば6thのアンコール全部GOINだったな…」と初めてライブという物を体験し、UOでオレンジ色に染まったスタンドとトロッコ馬車の景色を思い出した。ラストのモニターいっぱいに映る新ビジュアルのアイドル190人全員集合の画面を見てありきたりな表現だが「この1人1人がみんなに勇気や希望を与えてくれたアイドルなんだな」と思った。
ということで大盛況なうちにライブは、デレステ10周年を冠した夢のような時間は幕を閉じた。しかしアイドルたちの魔法はもう溶けることはない。永遠に我々の中に残り続けるのだ。
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新高島駅近くにあった謎京急 |
新高島駅のホームドアモニターに掲載された小日向美穂応援広告も回収。ホームドアの動画で応援広告とか始めて見た。みなとみらい線に乗り込んだら横浜スタジアムも試合終わりだったせいでベイスターズファンに「なんでこいつオリックスのユニフォーム着てるんだ?」みたいな目で見られた。プロ野球の話題と言えばライブ中に阪神が2リーグ制史上最速のセリーグ優勝を決めていたのでライブ会場から横浜駅までの間ずっと阪神ファンのPちゃんを見るたびに「おめでとうございます」「ありがとうございます!」というやりとりをしていた。
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日本を、取り戻す! |
シンデレラの魔法は永遠になったが我々の魔法は解ける。それぞれ再会を誓い合い解散した。
ベロベロになったオタク3人、なんとかホテルに到着。
今回の東横インは適正価格だったと思う。
テンションが上がっていたのか、それともスーパーホテルのように暗証番号式のキーと勘違いしていたのか普通にインキーして深夜のフロントに駆け込んでしまった。私がインキーマンです。 酔いを醒ました後にシャワーを浴び、着替えてゆっくりした後就寝、たまに寝ることで楽しい時間が終わる気がして惜しい時があるのだが、もう寝ないといけない。我々も明日に向かって進むべきだ。
第6章 月曜日の観光をやめろ
9月8日(月) 晴れ
6時半前に起床。今回ホテルの部屋から見えるのは隣の東横インだけなので陰になって真っ暗である。朝食をとり、ゆっくりしてから出発。今日の予定は特に何も決めていない。お世話になりやした~
せっかくなので横浜スタジアムへ散歩。
昔はこのフォントのロゴがスコアボードにあった気がする。今日はプロ野球の試合日ではないが学生野球の試合をやるらしくてグラウンド内は活気があった。
偉人のサインを見に行く。
あなたは今何をしているのですか?
???「京田選手おるやん」
ということで日本大通り駅からみなとみらい線に乗り込む。まず横浜駅のコインロッカーにリュックを預けるためだ。昔はこのフォントのロゴがスコアボードにあった気がする。今日はプロ野球の試合日ではないが学生野球の試合をやるらしくてグラウンド内は活気があった。
偉人のサインを見に行く。
あなたは今何をしているのですか?
???「京田選手おるやん」
まだ続けるんやろ、おい。
本当に予定を何も考えてない。
港の見える丘公園とフランス山へ向かう。去年は入り口まで行って入らなかったのだが今回は丘を登る。9月だというのに蝉時雨を浴びる。ここは中3の修学旅行できたことがある場所なので久しぶりにめぐってみようと思った。
フランス領事館に水をくみ上げるための井戸と風車(復元)も存在する。
歩いて10分ほどで頂上に到着。
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1947年に火災で焼失したフランス領事館の遺構が残されている |
フランス領事館に水をくみ上げるための井戸と風車(復元)も存在する。
歩いて10分ほどで頂上に到着。
16年前とあまり風景は変わってない。
ここから港まで戻るのだが、とても横浜を紹介するのには合っていない風景の道を通らされた。
港まで戻り、横浜のシンボルの一つ、横浜マリンタワーへ向かう。
登るぞ~~~~~~~
殺すぞ~~~~~~
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横浜ベイブリッジ |
港まで戻り、横浜のシンボルの一つ、横浜マリンタワーへ向かう。
登るぞ~~~~~~~
殺すぞ~~~~~~
ここで昨日引いたおみくじが凶だったのを思い出す。とっとと横浜駅方面に歩く。
山下公園を抜けて横浜駅方向へ歩くと遊歩道が見えてくる。ここは山下臨港線プロムナードだ。
元々は国鉄山下臨港線という貨物線を遊歩道化したもので、1989年に開催された横浜博覧会では当時廃線にされていた路線を改修した上に会場内の移動手段として活用。閉幕後しばらく放置されていたが2002年に遊歩道として整備されたものである。
明らかに鉄道用の橋だな。と思える。
ちなみに横浜博覧会中に使用されていた気動車2両はその後三陸鉄道に譲渡され「おやしお・くろしお」の愛称で運用された後2006年からミャンマーに渡った。
赤レンガ倉庫までやってきた。特にやることもないので通過。
山下公園を抜けて横浜駅方向へ歩くと遊歩道が見えてくる。ここは山下臨港線プロムナードだ。
元々は国鉄山下臨港線という貨物線を遊歩道化したもので、1989年に開催された横浜博覧会では当時廃線にされていた路線を改修した上に会場内の移動手段として活用。閉幕後しばらく放置されていたが2002年に遊歩道として整備されたものである。
明らかに鉄道用の橋だな。と思える。
ちなみに横浜博覧会中に使用されていた気動車2両はその後三陸鉄道に譲渡され「おやしお・くろしお」の愛称で運用された後2006年からミャンマーに渡った。
赤レンガ倉庫までやってきた。特にやることもないので通過。
もう少し歩くと建物の間から高い柱のようなものが見えたので近くで見てみようとして向かうと…
巨大な帆船が停泊していた。海王丸だ。独立行政法人海技教育機構が所有している練習船である。志摩スペイン村などで帆船を見る機会はあったもののここまで大きな帆船を見るのが初めてでテンションが上がってしまった。ちなみにこの近くで係留展示されている日本丸はこの海王丸の姉妹船である。
章の名前にも書いたが、この日は月曜日なので行きたいところが全部閉まっていた。もはやなぜ横浜に残ってるのか分からなくなってきた。今日のテーマは「月曜日の観光をやめろ」だ。巨大な帆船が停泊していた。海王丸だ。独立行政法人海技教育機構が所有している練習船である。志摩スペイン村などで帆船を見る機会はあったもののここまで大きな帆船を見るのが初めてでテンションが上がってしまった。ちなみにこの近くで係留展示されている日本丸はこの海王丸の姉妹船である。
暑すぎてワールドポーターズに避難。ちょっと理由あってブルーシールアイスを食べる。そういえば沖縄公演に行った人たちはみんな楽しそうだった。関東から遠いところに行くやつは覚悟が決まってるのでお気持ちも少なくて良かった。遠征オタクとしてはそうでありたい。
桜木町方面に向かうために汽車道を通ると工事のためにウッドデッキが剥がされて中の線路が見えていた。
観光地らしい場所には1つも入れなかったが、まあレアなものも見られたしいいだろう。
帰りの新幹線の時間を早めて、最後にKアリーナへ向かった。何にもないのになぜかプロデューサーが集まっていた。
もうラッピングも何もなくなっていた。
今回のライブは藤本里奈が4年ぶりに出演したライブだった。コンテンツは4年もあれば新規も入ってくる。今回初めて藤本里奈を知ってくれた人が居たらそれは嬉しいことだと思う。次は…次はね…
横浜駅まで歩いたところで昨日行ったそごうの屋上に岡本太郎が制作した「太陽」のモニュメントがあるというので見に行ってみた。それにしてもこのそごう、バブル期の雰囲気過ぎる。名古屋にこんなデパートはもう残ってないので他に知っている方が居たら教えてください。
その後駅でコインロッカーから荷物を取り出し、せっかくなので相鉄で新横浜に向かうことにした。
横浜13:27発 快速海老名行きに乗車。やってきたのは8000系。車内はボックスシートだった。関東私鉄でクロスやボックスシートのイメージは京急か東武ぐらいしかなかったので相鉄にあるんだという感じだった。昼下がりの相鉄本線を進み、西谷に到着。
ここは海老名、湘南台方面と新横浜線の分岐駅だ。
本線の主力11000系、色は「ヨコハマネイビーブルー」と呼ばれる新デザインに塗り替えられた車両だ。
こっちの9000系は相鉄100周年記念ラッピング「SOTETSU LINE HISTORY TRAIN」
ドア横の広告部分に相鉄のあゆみが記されている特別な車両だった。今日は不運かと思ったらやたらとレアなものを見られるので実は幸運な日だったらしい。
13:51発の各停志木行きに乗車。相鉄車が来てほしかったが乗り入れ先の東急5050系がやってきた。にゃは~
13:57 新横浜に到着。これで去年の東急全線に続いて相鉄新横浜線も完乗した。
今思えば地下鉄の乗りつぶしをすればよかったなという感じだが、まあKアリーナに行く用事なんてこの先もあるっしょと考える。
いや、車販復活しませんか?
深川めしと銀色のやつで昼食。熱海付近のトンネルと山と海が見える場所、静岡あたりの茶畑と工場群、そして浜名湖を超える。なんとなくここ7~8年のことを思い出しているとあっという間に車内メロディーが流れてくる。
16:01 名古屋に到着。
最寄り駅に到着。ここから歩いて帰宅しここで自分のデレステ10thツアーは終わりを告げた。
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お世話になりやした~ |
最寄り駅に到着。ここから歩いて帰宅しここで自分のデレステ10thツアーは終わりを告げた。
あとがき
1年前の9月は「もう終わり」「ツアーは行くかどうかわからない」と言った。それからはデレマスライブとの付き合い方を変え、担当アイドルのいない公演にわざわざ遠征で行くことをやめることにし福岡公演に集中した。実際福岡で燃え尽きるはずだった自分を横浜に向かわせてくれたのは藤本里奈の存在だった。藤本里奈は苦しかった時からずっと担当として好きなアイドルであり、何度も救われる存在だった。
前述したが190人のアイドル全てが誰かに勇気や元気を与えている。小日向美穂からは一歩を踏み出し、変わる勇気を。松永涼からは何度も立ち上がる熱い気持ちを。八神マキノからは自らの想像を超える新しい世界を。白雪千夜からは救いと光を。そして藤本里奈からは誰にでも輝ける場所があるということを。
今回の遠征タイトルにある「寝覚月」は9月の異称で「物思いにふけることで夜を長く感じてしまう」意味がある。この遠征前、シンデレラガールズと自分の関わりを考えているたときにこの異称を知り真っ先にタイトルに付けることにした。デレステを始めた10年前はこんなにシンデレラガールズのことを考えるようになるとは思わなかった。変わったのは自分だったのだ。デレステというゲームはもう更新が停まってしまったが、この先どうなってしまうのか誰も全く読めないのだが…失望させるようなものではないと思いたい。そしてこれからもこのコンテンツのファンでありたいと思った。
今回お会いした方々、出演者やアイドルの皆さん。本当にありがとうございました。
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お土産はやっぱりハーバー |
デレステ10th横浜遠征 寝覚月の煌めき 完
…と思うじゃろ、実はもうちょっとだけ続くのじゃ。
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