「そうだ、伊勢神宮行こう。」
そんなことを言ったのは2020年の1月のこと、しかしデレ7th大阪やそのあと世界が一変したことによって行けないまま時が流れていった。そして2021年の3月になったある日、「そういえば伊勢行きたいんだったな」と思い出したのであった。
ということで
伊勢神宮に向かうために近鉄ではなくJRの名古屋駅に到着。特急南紀1号 単純にキハ85系に乗りたかったのと「南紀って乗ったことねえな」と思ったので今回はJRと伊勢鉄道経由で伊勢に向かうことにした。
この春からオールモノクラス編成になった南紀、しかし前面展望は健在である。
運転席側しか取れなかったのだがこれは完全に窓口で頼むときにミスをしたせいである。
当然のことながら、乗車中はずっと前面展望というより運転席展望という感じになる。
1年1か月前は「めちゃくちゃゆっくり進んでいるな…」感じだった関西線も特急列車ならすぐ…というわけではなく、当然のことながら途中駅での列車交換などで運転停車の時間を取られることになる。
JR東海唯一の国鉄型、211系0番台と離合 |
しかし駅を通過することのほうが多いので結果としては普通列車よりもマシになる。
あっという間に愛知県を抜けて三重県へ、桑名を出て四日市の工場群が見えるようになる。
四日市を出て、次の南四日市からは第3セクターの伊勢鉄道線を通ることになる。
この路線は1987年に国鉄伊勢線を転換して開業した路線で、名古屋と伊勢方面を結ぶ短絡ルートとしての役割も持っている。
四日市を出て、次の南四日市からは第3セクターの伊勢鉄道線を通ることになる。
この路線は1987年に国鉄伊勢線を転換して開業した路線で、名古屋と伊勢方面を結ぶ短絡ルートとしての役割も持っている。
河原田駅 |
第3セクターとはいえ、河原田~中瀬古は複線である。非電化で複線なので城北線にキハ85とか走らせたらこんな感じなのだろうなと思いながら鈴鹿駅に到着。
鈴鹿サーキットで有名な鈴鹿だが、最寄り駅はその2つ先の鈴鹿サーキット稲生駅である。
ちなみに線内はほぼ全てが立体交差で、踏切は1か所のみ。なぜ国鉄はこんな路線を手放してしまったのだろうとしか思えない。(18きっぷオンリーで快速みえ乗れたのにな)
鈴鹿駅の北側で近鉄鈴鹿線と交差する。近鉄に駅はない。 |
中瀬古駅から先は単線になる。
しかしローカル線にありがちな「複線分のスペースは用意してありますよ」という感じの線路が続く。
あっという間に伊勢鉄道線が終わり、亀山からの紀勢線が合流すると列車は津に到着。「中途半端に亀山~津だけ乗れてないな」なんて思いながら津を後にする。降りるのは次の松阪駅だ。
ここからは再び単線のローカル線を走る。松阪では乗り継ぎの時間が6分なのだが、ここで何となく時計と運転席にあるスタフを見たところ、2分遅れで運行しているのに気づいてしまった。
とりあえずすぐ降りられるように準備をしている間に松阪駅に到着。
初めての「南紀」乗車はこれで終わり。次乗るときはキハ85じゃないかもしれない。
そんなことを思いながら見送る。乗り継ぎまであと4分。
とりあえず乗り継ぐ列車がやってきてしまったので仕方なく乗り込む。ちなみに特急券はチケットレスで購入済みである。
とりあえず乗り継ぐ列車がやってきてしまったので仕方なく乗り込む。ちなみに特急券はチケットレスで購入済みである。
「すいません、JRから乗り換えてきたので今から切符発行したいんですけど…」と巡回してきた車掌さんに言って伊勢市までの乗車券を発行。去年も美濃赤坂線で同じことやったな。
宮川を渡る |
わずか12分で伊勢市に到着。南紀は伊勢市まで行かないし、松阪や多気でJR同士乗り継ぐより早いのである。
近鉄の駅は2面2線。JRの駅と跨線橋で結ばれている。
JRは2面3線。かつては伊勢車両区が設置されていたが廃止され、現在は留置線のみが残されている。余談だが前述のとおりこの地域で走行しているキハ11系300番台などは伊勢鉄道線経由で名古屋工場に入場する。これはJRのエリアに縛られて亀山駅を経由すると車両の向きが逆向きになってしまうためである。どこかの会社はJRのエリアに縛られて東日本をほぼ半周して青森県から福島県まで運んでいたりしていたが
さきほど買ったばかりの紙切れのような切符を有人改札で渡して出場する。
ICカードが使えるのは近鉄線のみなので、JRの列車案内にはICカードが使えない旨が書かれている。さらに改札口にも「ICカードでJRには乗れない」という案内がデカデカと書かれていたので結構そういう人が多いのかもしれない。JRの駅舎のはずなのに近鉄の切符売り場も存在している。松阪駅もそうだが三重県では近鉄とJRは共存関係なのかもしれない。
つづく
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