2023年6月16日金曜日

2023.6.10~12 はじけて、かがやいて。~よまつり遠征記~①

  今回は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 燿城夜祭 -かがやきよまつり-」に参加するために大阪に向かったすべての記録である。


第1章 朝焼け色の中で

 6月10日(土) 早朝、自宅から出発。朝5時すぎにも関わらずすでに明るく夏の始まりを感じさせるような青空が広がっていたが心の中を天気で例えると雨だったと思う。今回のライブは直前に山下七海(大槻唯役)さん、鈴木みのり(藤原肇役)さんの2人がそれぞれ体調不良で欠席ということになってしまったからである。2人のアイドルはそれぞれ自分の担当アイドルとユニットを組んでおり、今回のライブでは確実にそのユニット曲が来るだろう。と思っていたためである。

急遽知り合いと緊急会議を始めるほどの事態になったが「3年ぶりの声出し解禁」という理由でなんとかモチベを保ちつつ、大阪に向かうことになった。
鶴舞5:26発の始発名古屋行き。この3年で315系が登場し、中央線もだいぶ変わった。
名駅で関西線に乗り換え。3回目となるともはや楽しくなってきた。
5:40発普通亀山行き。こっちは元中央線の車両である。朝早すぎることもあり車内はガラガラだった。
コスモ石油四日市製油所
愛知県から三重県に入り、通学客などを乗せた列車は6:56、亀山に到着。
ここからは加茂行きのワンマン列車に乗り換える。
横にいるのは紀勢線経由の伊勢市行きワンマン列車。ここから津までの微妙な区間だけ乗っていない。
7:06 亀山を発車。2両編成だがもう片方の車両はボックスシート、こっち側はオールロングシートだった。ここからは山越えの区間を走る。
7:31 柘植に到着。ここからは草津線に初乗車。
写真ではわかりにくいが霧が立ち込めていた。今回は天候が悪いという予想もあり一番懸念していたのがこの関西線山越え区間と草津線の運行状況だったのだが、無事に走るようだ。こんなときでも安全に運行できる日本の鉄道技術に改めて感謝していきたい。
ドーモ、ニンジャ=サン
伊賀と甲賀の狭間を走る草津線は1889年、大津と名古屋を結ぶ関西鉄道最初の路線として開業。先ほどまで乗っていた関西線と同じく1907年に国有化されたのち、1965年まで運行されていた姫路~鳥羽間の「参宮快速」や急行「志摩」、京都~名古屋間の急行「平安」などの優等列車が運行されていたが、現在は線内完結、また京都駅まで乗り入れる普通列車のみが運行されている。
今回乗車するのは221系。柘植駅は三重県伊賀市なので三重県で唯一221系や223系が乗り入れ、大阪近郊区間の端っこの駅ということになる。
どこか寂しさが漂う駅構内は亀山駅に似ている。
草津線から京都駅までの直通列車に乗車。これに乗るために行程を少し早めた。
7:41 柘植を発車。列車は霧の中右にカーブするとすぐ滋賀県に入る。
油日、甲賀と住宅街と田園風景がミックスされたような場所を走り抜ける列車はローカル線にしては速く、想像しているよりテンポが良い走りを見せつけられた。
7:59 貴生川に到着。ここは草津方面からの一部列車が折り返し、近江鉄道と信楽高原鉄道信楽線と3路線が集まるターミナルのような駅である。乗客もここから多くなる。やはり京都という大都市まで直通する列車は便利なのだろう。
 時間があれば信楽線を往復したかったのだが、本数が少ないので断念。本数が少ない原因は信楽線で1991年に発生した正面衝突事故以後、線内で列車交換が可能な場所が無くなったというのも理由なのだろう。草津線の直通列車といえばこの事故の当該となった信楽線への臨時快速しか思い浮かばなかったのだが、それほどの衝撃を現在まで残しているこの大事故の余波はいたるところで残っており、JRの列車が他社線乗り入れ時に乗務員を交代させるという現在では当たり前の行動もこの事故が一つのきっかけと言われている。
痛ましい記憶を横目に列車は山あいの区間に入る。この付近は遮断機もない踏切が続くような区間で、駅間も少し長くなる。やがて野洲川沿いの平野部に出ると車窓右手に近江富士といわれる三上山を望みながら東海道線と合流。8:28に草津に到着。まだ信楽線も攻略していないのでまた乗りに行きたい。
草津を出発後、白いボディーの短い車両とすれ違う。大阪~岐阜~高山を結ぶ特急「ひだ25号」のHC85系だ。すでにキハ85系がひだから引退していることを実感する。石山で新快速に抜かされ、満員となった列車は少しだけ見える琵琶湖を横目にトンネルを超え、9:00 京都に到着。
乗ってきた列車は折り返し湖西線の近江舞子行きになった。
乗車券の関係でいったん途中下車。土曜日ということもあり旅行客だらけである。
去年の夏にも京都に来たのだが、その時に比べると外国人観光客、いわゆるインバウンドが増えた気がする。インバウンドにしろ日本人観光客にしろ突然動線上で止まるのはムカつく。こんなクソみたいなところはさっさと通り過ぎようと思い、トイレだけに入り改札内に戻る。

第2章 エンカウント

ハローキティーに乗っ取られた特急「はるか」
京都駅のホームに戻り、適当に来た列車を眺めながらここから先の予定を考える。
湖西線に転属した元関空快速の223系。こいつが居る違和感。
その前に朝食をとる。実はここまで何も食べていなかったのである。
京都駅ホームのうどん屋でうどんとおにぎりを頂く。
食べ終わるとちょうど9:45発の新快速がやってくるというので乗り込む。
姫路行きの新快速は12両すべてが満員だ。京都でだいぶ客が入れ替わるのだが、それ以上に京都で人が乗る。これなら後続の快速に乗った方がマシだったのではないかと思うが時すでに遅し。高槻でも客が乗ってくる。いやもう乗ってくんなやお前ら、各停でも使ってろ。
10:08 新大阪で下車。別に耐えられないとかではなく用事があるので降りる。
その前に来た列車を撮る。
くろしお7号は289系。元しらさぎで使用されていた683系を直流専用に改造したものである。以前は名駅で何度も見ていたので懐かしい。
サンダーバード15号
新大阪止まりの289系くろしお10号。新大阪駅はひっきりなしに列車が来るので見ていて楽しい。
そして次にやってくる列車に乗る。
やってきたのは221系。「京都のお茶」ラッピング。
そう、これは「おおさか東線」の大阪行き、つまり3月に開業したうめきた新駅に乗り入れる列車なのである。さっそく乗り込もうとしたその時、ホームの反対側に何かが入ってくるのを察知して振り向くと…
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?
待って??????????????????????????????????????????????
嘘やろ????????????????????????????????????????????
なんと豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が入線してきたのである。
まさかの遭遇に軽くパニックになりながらもその姿を収める。
入線時に見た客層は品のよさそうなおじさまおばさま方という感じで、まさに物語の中のような列車だった。一生縁ねえわこんなん。
すぐに出発。これからどんな旅をしていくのだろうか。
ライブ前にも関わらず感動してしまった。


…列車逃した。
悪いけどもうお前じゃ感動せえへんわ
気を取り直して。
10:36発の大阪行きでうめきた新駅に向かう。以前おおさか東線は完乗ということにしていたのだが、ここから先もおおさか東線として開業した以上、うめきたに最初から行くべきと感じたからである。
上に見えるのは宮原総合車両所への連絡線。
ここから先は正式には梅田貨物線の線路に入る。以前は「くろしお」「はるか」など新大阪・京都から阪和線方面に乗り入れる特急列車や快速列車が使用していたが、2023年春に路線が一部地下化、それまで通過していた大阪駅に地下ホームを作り、前述の特急が大阪駅に停車。さらにおおさか東線の列車も乗り入れることになった。
先ほど乗り逃がしたお茶とすれ違う。この先に見えるのが地下化前の線路が通ってた場所で列車はこの後右にカーブしたのち再び左にカーブしながら地下に潜る。
10:41 真新しい大阪駅地下ホーム。通称うめきた新駅に到着。次の駅表示は西九条になっている。
これで正式におおさか東線を完乗したことになった。
早速真新しい駅を観察。
地下ホームは21~24番のりばになっている。
おおさか東線や特急のほか、貨物線ということもあり貨物列車も通過する。
コンコースには巨大なモニターがある。表示が変更できるのは便利だが頼りにしている矢印が気づいたら消えてたりするのはちょっと不親切かなと。
つづいて21~22番のりばへ。
21番のりばにはフルスクリーンホームドアが設置されている。案内モニターがつけられてるほか、到着列車に応じてドアの開く位置を変更できるというとんでもないハイテク仕様である。

ホームは全体的に明るい色のため、地下駅特有の閉塞感はあまり感じなかった。
ということで地下鉄に向かうため地下駅を後にする。
さっそく道に迷う。(1敗)
改札を出て地下鉄の方面に向かってから出た場所に見覚えがあった。ここは以前に電車でGOをやっていたゲーセン、晩御飯を食べたお店があった「梅三小路」があった場所だ。とてつもない変わりようである。
しかしこのとき梅田で迷ったのはまだ序の口レベルの事案であった…この後悲劇が起きるなんて知らずに…
 ようやく到着した西梅田駅でエンジョイエコカードを購入し、四つ橋線に乗り本町駅最寄りのホテルにチェックインがてら荷物を預ける。
全員で笑おうな
身軽になったところでいよいよライブ向かうことになった。

つづく

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