第5章 今、拓くとき
ということでライブも後半。悪を撃退することに成功したものの、仕留めることはできなかった。そこで仲間を増やし再び戦いに挑むストーリーが展開される。
8.HALLOWEEN GAME
シンデレラはなぜかハロウィンに合わせてトンチキイベントをよく持ってくるのだが、ハロウィンと野球を組み合わせる発想は初めて見た。そもそも大体シーズン終わってるしな。ということでオリメンに千夜ちゃんがいるのでまあまあちゃんとイベントもやったのだが野球って儀式なんでしたっけ…一応ユニフォーム着てるのでちゃんとコールしてたよ。あと直前MCでの下手くそな匂わせもウケた。ところでこの曲の時みんな贔屓チームの色出さない?あ、オレンジはあんまり折らないでね。
9.モラトリアム
天使(夢見りあむ)と悪魔(双葉杏)ってそういえば歌詞に出てくるな~って勝手に納得してしまった曲。最近の言葉で言うと「チルい」とか言うらしいが老人なのでよくわからない。そんな曲調とはミスマッチなデレステのMVが面白くてよく見ているのだが、見ていると「あーそういえばこんなネタあったな…」なんてセンチな気持ちにもなってしまう。個人的には星希成奏さんを見るのが久しぶりだったので「戻ってきてくれてありがとう」の気持ちが大きかった。
10.Trasure☆
トレジャーハンターの3人が再び登場。まあ半分予祝みたいな感じだったよね。元々この曲がラジオのネタ曲だったみたいな扱いなのにライブで様々な面々で歌われるたびにどんどんエモい曲になっているのを感じる。ここで助けに来たのはイヴとナターリアだった。海外組が助けに来るのはいいけどピンチにドーナツを食べようとしている法子の肝の据わり方が凄まじい。
11.にんぎょひめ練習中!
浅利七海のソロ曲、シンデレラマスターで千夜ちゃんと同期なのでみしやまさんに肩パンされたのを覚えている。演じる井上ほの花さんは第2回VIAを経て七海を演じることになったのだが、それより前に海が好きだったとかそういうエピソードを聞いていたのでまさに「海の世界」と「陸の世界」の2つを制覇するために頑張るというこの曲にぴったりだと思った。この後のMCで泣いてた時こっちもつられそうになった。この日一番心に来るものがあった。それはそうと俺はこの感想を七海Pに話していない。合ってるのかな。これで。
12.Great Journey
2020年の7th大阪遠征でニュージェネレーションにより突如披露された曲だったのだが
島村卯月(ニュージェネレーションズ)
大石泉(ニューウェーブ)
夢見りあむ(ユニクス)
といういわゆる「3色トリオ」を組み合わせて3色を作り出すというデレステMVで何度も擦ったようなトリオで披露。ここに大石泉が入ったということはつまり「ニューウェーブ」を長年応援してきた人が報われた瞬間かなと思った。あとこの曲はサプライズ披露以降やってなかったので声出しも初めてだ。コールは最初慣れなかったがやってる間に楽しくなってきた。いつかは9人そろってほしいものだ。
こうしてそれぞれの役職のメンバーが集まり、続いてのブロックで披露された「つぼみ」で集まり始める。この曲はデレアニで未央がソロ活動を始める回で流れてた曲だし「決意」という点では合ってるなと思った。そして決戦では全員が勇者と同じ衣装になって登場する。
「生存本能ヴァルキュリア」の正しい使い方を始めて見た気がする、続いての「ダイヤモンド・アテンション」も正しい使い方だ。デレステが始まって9年、「数々の強い楽曲は常に戦いが裏テーマだったのではないか?」と勘づき始めると同時に、彼女らが倒そうとしている悪というものの本質に段々気づき始めたその時、
13.EPHEMERAL AЯROW
知らないイントロ!聞こえてくるのは千夜と飛鳥の声!
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!こいつらまたやりやがったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って感じでサプライズ披露!!!!!またか!!!!!
俺は逃れられねえのか!!ちくしょう!!!!このコンテンツ
めっちゃ好きだわ。
前日に志希とちとせの新曲が披露されたばっかりにこの組み合わせでやってくるのでは…?とうっすら予想されていたのだが、終盤のこの場面に持ってきやがったのである。勇者千夜、ソルジャーの飛鳥、それぞれの歌声に強さがあったのだがそこまで対比があってめちゃくちゃ強く仕上がっていた。残念だがデレステのイベントが来ていない以上これより語ることはMCで関口さんがコメントを振られる前にもう泣いており青木志貴さんに「リコ!?お前泣いているのか!?!?」と言われ、パニックになったのか締めのコメントを言おうとしていてめちゃくちゃ面白かった。本当にリコちゃんは面白い。
全員が勇者となり、すべての力を一つにしたとき「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」が武器になった。こうして悪を倒すことができ、王国に平和が戻った。
ここで全員でM1に披露された「Fantasia for the gilrs」が全員で歌われる。この曲、エンディングの方が似合ってるんだな。
どんな困難も全員で力を合わせば必ず乗り越えられる。そうシンデレラガールズが教えてくれたような気がする。そんなライブ本編だった。
そして告知では早くも「デレステ10周年記念ツアー」の開催が決定!と報じられた。「10thの2度塗りかよ!」とのツッコミはともかく「物語はまだ終わらねえ!」という意思を感じた。
14.Life is HaRMONY
Let's sing a song
そうさ人生は独りでは歌えないハーモニーだから
力を合わせ、全員で勝つ。叶わないことなんて何もなかった。ボイスを勝ち取ったイヴ、泉を応援していた人の中には諦めてしまった人もいたと思う。山下七海さんがセクシーギャルズの曲をずっと望んでいたこと、鈴木みのりさんが肇のソロ2曲目を何年でも待つと言っていたこと。
規模の縮小が告知されて以降、常に「終わり」というものと隣り合わせになりつつある中で次のステージが告知された。常に出演者も、アイドルも、俺たちプロデューサーとファンも常にこのコンテンツでは願いを持って戦ってきた歴史がある。それじゃ3年前まで「マキノをステージに上げたい!」と願い続けていた俺も今何か持ったっていいじゃないか。そう思うと自然と何故か持っていた里奈のペンライトを振っていた。もう2年も見ていないし、次は待ってる。また見せてくれよ。
悪の本質というのは「終わり」なんて考えていた自分の心だったのかもしれない。それを乗り越えた今こそ、もう一度見つめなおし、そしてもう少しだけシンデレラと付き合ってみようではないか。
行こうよ next stage!
こうして2日間の冒険は幕を閉じた。アンコールのおねシン後に演者が次々に抱き合う様子を見るとまるで優勝決定後みたいだな~とか考える間もなく、さっさと出ないといつ打ち上げに行けるかわからないので名残惜しいがKアリーナを後にする。
人込みに揉まれる中、みんないい顔をしてるな~なんてことを考えた直後に来た道を思い出す。アンデルソンロペスと牧秀悟に再び感謝しながらも打ち上げの店に到着。先にとばつるさんとおつおつさんが来ていた。
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槙原寛己のサインが飾られていた |
その後はねぎまぐろさんも合流し、ようやく集合。
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女性声優~! |
いつも以上にライブのことを語った気がするが、話題はイヴ役の松永あかねさんが多かった。立花理香さんに「Sっぽさが出てる」なんて言っちゃう強心臓キャラなのを知ってめちゃくちゃ好きになってしまった。
楽しい時間は短い。
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もう渋谷に行かねえのか |
それぞれとの再会を誓い合いながら解散。
やっぱりライブ後のこういう打ち上げは最高である。住んでいる場所も年齢も違う人間同士が集まる機会というのは大切なものである。
ライブが終わるたびに「空がきれい」などと言い続けている。
初めて行った6th西武、ナゴヤ、様々な願いが報われた幕張メッセ、雨雲の向こうに見えない星を見た10thファイナルなど、様々な空があった。しかし今日の横浜は空が一段と綺麗に見えた。
ホテルに戻り、気づいたら放送休止とかの時間だったのでいい加減就寝。
2024年9月15日は人生におけるターニングポイントになる。そう思った。
つづく