2024年10月27日日曜日

2024.9.15-16 【cgSF横浜遠征】星と海に響くファンタジー⑤

 第6章 第3の冒険

 星と海、2つの要素を巡った今回の旅。そして第3の冒険へ…


  9月16日(月)

 祝日の朝、曇り空の上にも太陽や星は存在する。そう思えば心は晴れやかである。

 新約聖書 テサロニケ人への手紙一 第5章より
「すべてのことについて、感謝しなさい。」
昨日酔ってホテルに着いた後、部屋にあった新約聖書を片手にDiscordで感想になりそうな部分を書いていた。本当に何?
お世話になりやした~
再び馬車道駅へ。いったん横浜駅まで乗車。
東急はここまで目黒線、池上線、多摩川線の3路線を制覇しているのだが、今日はここ横浜からスタートして残りの全路線を完乗することにした。
使用するのは東急ワンデーパス。東急全路線とこどもの国線が利用できる(みなとみらい線は????)便利な切符だ。103.3kmでたったの780円と考えるととんでもなく破格ではないだろうか。

今回のルールは3つ
1.東急の路線を全区間、全路線乗車する
2.大井町線などの重複区間は片方の列車に乗車すれば制覇とする。
3.すでに乗車済みの区間は免除
以上

というわけでまず東横線で渋谷を目指す。ちなみにすでに乗車しているのは渋谷~中目黒、多摩川~田園調布、菊名~妙蓮寺の3区間である。
一発目の列車がなぜこいつ???
9:42発 特急東武東上線直通森林公園行きでまずは武蔵小杉まで乗車。
東武の車両には詳しくないのだがこいつだけ明らかに異質なのが分かる。それでもこの9050系は1994年生まれなので筆者とタメである。おい、なんでお前が一発目なんだ。
横浜を出てトンネルを抜け、住宅街の中を抜けてマンションが立ち並ぶ武蔵小杉に到着。
天気は悪化して雨が降っていた。9050系を見送る。そういえばこいつは2本しか存在していないので、野生動物ならばレッドデータブックなどに登録されているだろう。
日吉~田園調布は目黒線が並走しているので複々線区間となっている。回送でやってきたのは目黒線、都営三田線・メトロ南北線直に使用される3020系。目黒線の最新型車両だ。
続いてやってくる10:00発の各停渋谷行きで先に進む。
前面展望をしていたら都営三田線の6300形とすれ違った。置き換えが進んでいるのでそろそろ引退がささやかれている。個人的には初めて東京で遊んだ時に結構乗った車両なので思い出が深い。
広い河川敷の多摩川を渡り、いったん神奈川県を離れ東京都へ。今回の遠征は東京と神奈川を何度も行き来する。
小刻みに駅に降りて行きながら進んでいく。学芸大学駅で下車。
この駅は1927年に開業。碑文谷駅、青山師範駅、第一師範駅と2度改称したのち1952年に現在の駅名になった。
渋谷方で何となく撮影 コンステの時に乗った西武40000系
「青山師範」とは1936年にこの駅付近に移転した「東京府青山師範学校」のことで、その後1949年に東京学芸大学となった。
メトロの最新型17000系
しかし、1964年に大学は小金井市に移転してしまう。これにより駅名だけ大学が残っているために受験生などが間違える事態が起きているそうだ。しかし住民アンケートにまで発展した駅名改称の動きは反対多数により否決。60年経った現在も「学芸大学駅」になっている。
ちなみに付属高校は未だにこの駅が最寄りとなっているのである意味間違いではないのだと思う。
メトロ10000系
列車の本数が多いので駅巡りに最適な路線だな。という感じで1つ先の祐天寺へ。
10:30発 各停メトロ副都心線直通池袋行きに乗車してすぐ下車。
祐天寺駅は降りて散歩してみる。知らない間に雨も上がっていた。
検証結果:祐天寺駅には祐天寺があった。

それだけ。
駅に戻るとバス停に「元競馬場前」というのを見つけた。さっそくツイッターで聞いてみると1933年まで存在した目黒競馬場の跡地があるらしい。ちなみにその名残で府中に存在する東京競馬場には「目黒記念」というレースが行われてるとのことだ。
祐天寺駅の構造は2面3線、ホームは対面式の1・3番線で、真ん中の2番線は渋谷方面行の通過線となっている。
相鉄の20000系が通過していった。東急に相鉄の車両が来ているのはものすごく変な感じがする。
な~にゆうてんじ

祐天寺11:02発 各停メトロ副都心線直通和光市行きに乗車。
中目黒でついに東横線を完乗。このまま渋谷まで乗車。

11:08 渋谷に到着。東急東横線の24.2kmを制覇した。
この先は東京メトロ副都心線になり、その先は東武東上線や西武池袋線になっている。
ここから全ての区間は初めて乗車する路線となっている。
さっそくこの渋谷という地下ジャングルを乗り越える。

第7章 リトル・トレイン

 東横線を終え、ここから先すべての路線はこの田園都市線沿いの路線となっている。
詳しい話はあとに置いておくとして、11:23発の各停中央林間行きに乗車。
やってきたのは東京メトロ半蔵門線からやってきた08系だった。こいつも6編成しかいないのでなかなかレアな部類だと思う。実際乗ったのは2回目ぐらいだ。
名残惜しいがレア車両をすぐに降り、三軒茶屋に到着。
地下駅の田園都市線から
地上にある世田谷線に乗り換える。地上に出たのはいいが世田谷線の駅舎が分からずに1本目の前で逃してタイムロス。梅田は地上に出られなかったのだが、三軒茶屋は出てもわからなかった。

改札機がそのまんま運賃箱で面白かった。フリー切符なので関わることが無いのが残念。
そして列車が入線。
やってきたのは300系。世田谷線専用で、1999年に導入された低床式車両だ。
乗車した編成は「幸福のまねきねこ編成」だった。前面には猫の顔、車内にも足跡が描かれていた。もう少しのどかな路線を想像していたら車内はパンパンだった。
三軒茶屋11:42発 各停下高井戸行き
 世田谷線の歴史は1925年、玉川電気鉄道が三軒茶屋~世田谷を下高井戸線として開業、5月に全通したところから始まる。1938年に現在の東急の前身「東京横浜電鉄」と合併し玉川線となった。そのため沿線には今でも「玉電」と呼ぶ方が多いそうだ。
当時の玉川線は渋谷~二子多摩川園(現在の二子玉川)を結び、下高井戸線だった部分は支線のような形で残っていたのだが、その後1969年に軌道としての玉川線は廃線となり、その部分は「新玉川線」として鉄道線となり、下高井戸線だった部分は東急唯一の軌道線、世田谷線となって現在に至っている。さっきまで乗車していた渋谷~三軒茶屋の部分がこの世田谷線と同じ路線だったなんて今じゃ考えられないだろう。
 この路線はとにかく短い。人が多くてあまり写真も撮れないまま11:59に下高井戸に到着。所要時間17分で世田谷線を制覇した。
下高井戸駅は京王線の駅と隣接している。そのためホームのすぐ横を列車が通過していく。
軌道線の横に鉄道線のホームがある光景はかつての名鉄田神線やえちぜん鉄道を思い出す。
京王の駅名標の方が目立っている。
あえて1本見送った後に折り返し三軒茶屋行きに乗車。
下高井戸12:08発 各停三軒茶屋行き
 この路線は先述の通り、東急唯一の軌道線なのだが、2001年に現在の300系に車両を統一した際、終車後の時間で全駅のホームを一斉にかさ上げ工事したという逸話が残っている。2013年3月の東横線渋谷~代官山の線路切り替え工事といい、東急は言葉にしてみるとだいぶ無茶な工事をしているなと思った。
 ちなみに列車はワンマン運転ではなく、運転士と案内係のツーマン体制だ、軌道線でツーマンというのも中々見なくなった気がする。
車庫のある上町駅、若林~西太子堂間の環状七号線を横断するなぜかこちらが一旦停止させられる踏切を渡り、三軒茶屋に到着。
 世田谷線は都内でも都電荒川線と共に残る軌道線で、簡単に廻れるので関東に住んでたら多分この路線に美濃町線や揖斐線の面影を感じて通っていただろうなと思い、再び長い連絡通路を通って田園都市線に向かった。
余談:世田谷線で通算200路線の完乗を達成しました。応援ありがとうございました。

つづく

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