2025年1月14日火曜日

2024/12/13-14 会いにいこう③

第6章 端っこの場所

12月14日(土)晴れ

 「ところでホテルの朝食バイキングって配膳が分からなくね?」

旅先では毎度のごとく疑問を抱きながら朝食をとっているような気がする。もはや全部取るのが悪いのだろうか?そんなこんなでチェックアウト。

お世話になりやした~
一旦東京駅へ、お土産を買い、以前見つけたコインロッカーの穴場に大きな荷物を放り込んで身軽になった。
そういえば東京駅の発車メロディーが変わってしまった。前のやつが結構好きだったので新しいやつはどんな感じなのだろうかと思って聞いたのだがAIが作ったかのような不協和音が響くようなメロディーになってしまった。もどして。
それはそれとして9・10番ホームのはいい評判を聞くのであとで聞きに行こうと思ってそのあとはアルストロメリアの応援広告を探す。
しかし肝心の「丸の内地下改札」が分からない。場所には着くのだが人が2兆人もいるので探すのに時間がかかった。あと東京人こっちの進路妨害しすぎ、バカか?競馬なら罰金でもう1個競馬場建つから、それ。
殺意丸出しの中、発見。
大崎姉妹…アルストロメリアだよ…
ということでここからは夕方の用事までふらつく。
 前日、御徒町と新御徒町の違いが分からずアキバからTXに乗ってしまい、地下をさまよったのだが良いこともあった。それは都営の券売機でこの「東京フリーきっぷ」の存在をしれからである。都営・メトロの1日券よりは高いがJRも使えるのが大きいなと思った。ちなみにJRでは買えなかったので丸の内線の駅までわざわざ歩いて購入させられた。JRで買わせろ。
東京9:51発 快速豊田行き。
中央快速線のグリーン車を初めて見た。乗車位置に来たので避けたのだが今思えばまだ無料開放中だったから乗れたのに。
御茶ノ水で下車。初めてこの駅に降りてから10年経ったが、だいぶ変わってしまった。
ずっと工事も続いてたのだが、そろそろ終わりが見えてきたのだろうか。
降りてすぐの聖橋に人だかりができてたのだが、この時間は日が当たってねえだろと内心思いながら撮る。
真っ暗やん。
ということで神田明神である。
おみくじは100円玉が無くて引けなかった。今年の目標は小銭をちゃんと考えて使うにします。
その後は秋葉原駅へ。
と言っても乗るのは日比谷線だ。ここからは適当に降車駅を稼ぎながら乗りつぶしをする。
秋葉原10:44発 東武線直通東武動物公園行きで南千住へ。
「そういえば降りてないな」と思い立って衝動的に降りた。
ここ南千住はJRとTXの3路線が乗り入れているが、駅はそれぞれ別になっている。
ちなみに「地上に地下鉄、地下に私鉄」という駅は日本に4例しかなく、あとの3つは渋谷(銀座線と東急線)、九条(地下鉄中央線と阪神なんば線)、そして我らが東山線とリニモの藤が丘である。地味に全部行っているのでこれでコンプリートとなった。
新しい駅では初めて知る発見もある。墨田川貨物駅って南千住だったんだ。
そして日比谷線の千住検車区も隣接している。この付近一帯はかつて小塚原刑場といういわば処刑場が江戸時代~明治初期まで存在しており、鉄道を敷くための工事をした際には…もうええでしょう。
南千住10:59発 北千住行きに乗車。
北千住は東武・日比谷線と千代田線、JRが改札内で乗り換えられる。初めて来たときはびっくりした。
今日は乗らない。東武というのは不思議なところで、行先はよくわからない列車なのに耳慣れたメロディが流れている場所だからだ。すぐに千代田線に乗り換える。
こんなところにもMSE
11:06発 常磐線直通我孫子行きに乗車。すぐ地上に上がって荒川を渡る。
今日は晴れてるねぇ~w
11:09 綾瀬に到着。ここで降りて次の列車を待つ。
ここ綾瀬からはJR常磐線の各駅停車も乗り入れるのだが…実態はほぼ千代田線からの直通なのでややこしい。
11:16発北綾瀬行きは10両 3両編成の列車は05系で運転される

千代田線は代々木上原~北綾瀬の路線。しかし綾瀬~北綾瀬はずっと支線のような区間運転が続いていたのだが、2019年に北綾瀬駅のホームが10両編成に延長され、現在のような運行形態になった。

そもそもこの北綾瀬駅は隣接されている綾瀬車両基地の回送線を旅客化したものである。常磐線方面に向かう路線と別れ、北にカーブする。
綾瀬始発の電車になるE233系とすれ違う。
11:20 北綾瀬に到着。これで千代田線完乗とはいかないが「地下鉄の実質的な支線」というネタを回収できた。
北綾瀬11:27発 代々木上原行きに乗車。
本当なら05系でも待ちたかったのだが虚無の駅で待つのが嫌だった。
綾瀬で11:40発の我孫子行きに乗り換えて亀有へ。
ここは今回「じゃあ行ってみるか」と候補に挙げていた場所だ。
言うまでもない。駅前には両さんや中川、麗子の像が建っている。
むしろこの漫画が無ければ亀有はずっとマイナーな場所だったと思う。もう漫画終わって10年近くになるが読み返すと今に通じる内容も多く、いつでも笑える作品が「こち亀」だと思う。


いろいろな両さん像が建っていて面白い。もう少し時間があれば商店街とかも回ってみたかったのだがなあ。
駅の北口には「それっぽい」交番があって感動した。
以前足立区を歩いていた時に自転車でパトロールしているおまわりさんを見た時より感動した。
ここから先の行程を色々思案しながら再び改札口をくぐり、亀有を後にする。

 亀有12:02発 我孫子行きに乗車。フリーエリアの東端にあたる駅である金町で下車。
ホーム上に立ち食いそば屋さんがあったので昼食。
そばとカレーのセット。そば屋のカレーってなんでこんなにおいしいんだろうか。冷えた体にしみる温かさがある。
昼食後、未乗区間があったのを思い出したので乗り換えることにした。

つづく。

2025年1月7日火曜日

2024/12/13-14 会いにいこう②

 第3章 Mt.Fuji

ここ沼津は東海と東日本の列車が行きかうギリギリの場所である。
西へは浜松行きや豊橋行きが出ており、東には熱海はもちろん東京や宇都宮などの行先の列車が出ている。

駅に併設されてるカフェで一休みした後出発。ここからは東海道線を離れ、御殿場線に乗り込む。御殿場線はここ沼津から御殿場を経て神奈川県の国府津に至る60.2kmの路線だ。かつては東海道線の一部分として1889年に開業、太平洋戦争中に不要不急線に指定された際に複線から単線にされ、そのまま単線で残っている。

11:49発 ワンマン普通国府津行きに乗車。来たのは元神領車の313系1300番台だった。
後光が差してるLED表示
同じ313系でも転換クロスシートの1300番台とボックスシートの3000番台では乗り心地がやっぱり違ってくる。今回静岡でロングシートに当たったのがわずか1回というところが大きな変化だなあと感じた。
沼津を出ると左にカーブして北に進路をとる。進行方向左手の座席は常に富士山が見えるが、住宅の陰に割と隠れる。
ずっと左ばかり向いてたせいか左肩が痛くなってきた。
 先ほど御殿場線は1889年に開業した。と書いたのだがそれは現在の東海道線、浜松~国府津の線路が開業した年である。当時は急こう配を超えるために国府津、沼津のそれぞれの駅で補助機関車を連結、線内の岩波駅と富士岡駅は25‰(1000m進むごとに25m進む)の途中にあり、スイッチバックが設置されていたりと不便が生じていた。1934年、現在の東海道線熱海~函南に丹那トンネルが開業するとそちらが「東海道線」一方御殿場を経由する線路は旧ルート「御殿場線」として現在に至っている。2024年はその御殿場線誕生から90周年の年で、色々イベントが行われていたようだ。
 そのような歴史があるこの路線、沼津を出て2つ目の下土狩駅は「初代の」三島駅だった。今回はあまり見ることができなかったが、この路線が幹線だった名残はレールが剥がされた路盤や鉄橋などに残っている。
12:23 御殿場で下車。
横には211系と313系とか言う中央西線で見まくった編成がいた。
JR東海で211系もほぼ絶滅危惧種だが、御殿場線の場合は沼津~御殿場のみで運転されている。なかなか貴重なものを見てしまった。
ちなみにこの数日後にこのGG4編成も運用を離脱。桜が咲くころには211系もいなくなっているだろう。
 というわけで本日のメインイベントその1である。御殿場線は1955年から現在まで小田急線との直通運転を行い、都心までの列車は走り続けている。
特急ふじさん4号 小田急線直通小田急新宿行き。車両は小田急60000形だ。
側面に輝くロマンスカーの文字
 小田急との直通運転開始当時は特別準急「銀嶺」「芙蓉」という列車名で気動車として運行が開始。その後「長尾」「朝霧」と含めて4往復体制になり、1968年の御殿場線電化に伴って「あさぎり」に列車名が統一。種別も急行に格上げ、1991年には特急化されJR東海が371系をデビューしたうえで片乗り入れから相互乗り入れ運転となった。(同時に御殿場から沼津まで運転区間が延長された)
 2012年、車両がMSEと呼ばれる60000形に置き換えられ再び発着が御殿場になる。2018年には現在の列車名「ふじさん」になって現在に至る。正直言って「あさぎり」で覚えてる立場からするとあまりにも無個性すぎないか?という感じではあるが…いいことがあまり思いつかない。
車内はこんな感じ。天井が広くてJRの特急とはまた違った印象を受けた。
座席背面の下部に輪っかがついてたので気になって調べたら傘立てらしい。結構傘の置き場所に困ることがあったので全鉄道会社に普及してほしい。
静岡出身の大石泉と 今見たらどっちも青か
12:48 御殿場発
ここからは一気に山間の区間に入るので富士山がほぼ見えなくなる。だからなんで改名したんだよこの列車名。
Twitterで「足柄(御殿場線)から足柄(小田急線)まで乗り換えてみた!」というノリでよく出てくる足柄を通過。
せっかくなので車内を色々見てみる。
3号車には売店が設置されていたが閉鎖されていた。
現在は車内販売のワゴン置き場だが、ふじさんでは車内販売が行われていない。代わりにジュースの自販機が設置されている。ちなみにコンセントやWi-Fiもなかった。ロマンスカーならWi-Fiぐらいあるだろうと思っていたが目論見が外れてしまった。
ホームドアと干渉するから開く必要がなくなったという4号車のドア。
じゃなんで御殿場で開かねえんだよ。
昼食の確保に困ったのでさっき沼津で買ったサンドイッチを食べるつもりで持ってきたのだが、テーブルが思ってるより小さかった。アーバンライナーもこんな感じだったので慣れた。

第4章 新発見

 JR東海の区間を関東私鉄の車両で通るのは不思議な感覚である。出来ることなら371系の時代に乗るべきだったなと考えてしまう。
谷峨駅を通過。昔見たこの駅ですれ違う小田急のRSEと371系が並んでいた本の写真こそが原点に近かったのかもしれない。そんな思い出の地を一瞬で通り過ぎ、しばらく走ると松田に到着。
この駅から伸びる連絡線を通ると小田急小田原線に入る。
ここでJR東海とはお別れだ。
大体15kmぐらいで走行していた
連絡線は思っている以上に急こう配とカーブが続き、かなり徐行しないと通れないような線路だった。ちなみに「ふじさん」のほか、小田急に運び入れる新型車両の輸送などにもこの線路が使われる。
小田急線に入り、これで関東私鉄で乗っていないのは京王だけになった。
海老名車両基地
特急だし爆走…というわけでもなく、大体100~110kmぐらいの速度を出したと思ったら先行列車に追いつきそうになって減速…という感じの運転を続けていた。
小田急線内は秦野、本厚木、相模大野、新百合ヶ丘に停車。停車する駅で見るものが全部新鮮に映るのは未乗車路線ならではだ。
相模大野で江ノ島線、新百合ヶ丘で多摩線と合流して列車の本数は増えているのになぜか一向に複々線にならず、ノロノロ運転が続いていたのだがようやく登戸の手前で複々線になった。これでスムーズに進むかと思ったがちょっとマシになったぐらいだった。小田急、一体何なんだ?
流石に新宿が近づくと速度が上がる。普通は逆やねん。
2023年の3月になんとなく行った代々木上原を通過、東京メトロの車両を横目に走り、14:25新宿に到着。初めてのロマンスカーの旅は色々発見が多かった。
こっちの非貫通型先頭車の方がかっこいいな。
今度はGSEあたりにも乗ってみたい。
お世話になりやした~
ちなみに小田急新宿は2層構造、地上が優等列車、地下ホームに各駅停車が発着する。
申し訳程度に見物した。
平日昼間にも関わらず名古屋の朝ラッシュぐらい混んでた。
14:36発 山手線外回りに乗車して御徒町で下車。
ここが本日の宿泊地だ。
ホテルにチェックインして少し休む。
1泊で1万越えは高いよ

第5章 咲くときは、

 ところで皆さんは「ツボミシンフォニー」をご存じだろうか?Twitterを眺めていると受動喫煙的に流れてきているので名前だけは聞いたことがある方はいるかもしれないが、ここで説明すると複数の声優事務所が参画した声優アイドルのプロジェクトである。2023年秋に始まってから「お前も来い」などと常に言われていたのだが。
 今回例によって金曜日という変なタイミングで遠征に出発したのもツボミシンフォニーのためである。だって平日にしかライブしてねえんだもん。今日はその定期公演の日。
なんでここに来ることになったのかという理由を大まかに説明すると、このうちメンバーの衣笠晴香さんのブームを内輪内で作ったことに関与していることがどうも本人にも届いてるらしいので、そのブーム発祥の地として直接会いに行くことになった。

これでいい?理由
ということで秋葉原である。
まだ時間があるのでちょっと散歩。
アイマスショップに千夜ちゃんがいたので撮る。みんなも聞きましょう。
昼飯がサンドイッチだけだったので腹ごしらえ。
アトレに立ち食いの寿司屋があったのでつまむ。立ち食いで職人さんが目の前で握ってくれるスタイルなのに注文がタブレット端末というミスマッチが面白かった。
 本日の現場「AKIBAカルチャースペース劇場」に到着。ここでとばつるさん達と合流した。
ああこの感じだわ…
 文字通り地下にある劇場に入り、終演後に使うチェキ券を購入。当然
説明忘れたけどユニット名は「H4K(ハック)」である
オラッ!
これで準備は整った。まずはライブからだけど。
客席は長椅子だけだった。暴れたい人は後ろに立ち席があるよという感じで、ステージまでもかなり近かった。オリジナル曲が全体曲しかなかったのはまあ…という感じだったが、まだアニメをしっかり見ていた時代の曲とかをやってくれて想像以上に盛り上がれた。衣笠さんのいるH4KはK-POPのカバーをしていた。K-POPのことをプロ野球選手の登場曲でしか知ることが無いのであんまりよく分からなかったのだが、この前の紅白で同じ曲を聴いて「あ!これだ!」となってしまった。

 そして特典会である。列に並んでる時ずっと何をどう話そうか考えてたので緊張した。告白前か。
ここからの模様はもうなんか何となくぐらいでしか覚えてないのでご了承いただきたい。


俺「初めまして~つるまーと言います。」
衣笠さん(以下:衣)「初めまして~」
俺「あの、実は以前衣笠さんが配信で”ブーム起きてる”みたいな話をしていて…」
衣「はい」
俺「あれ実はなんか俺から始まった…みたいで…」
衣「え!?じゃあきぬちゃん界隈だ!」
樫野凪さん「つるまーさん…確か斑鳩ルカちゃんのアイコンの人ですよね?」
俺「え?そうです!」
衣「じゃポーズ握手で行きましょう!」

首脳会談か

人生初のツーショットチェキである。短い時間だが、伝えられたいことは伝えられたと思う。
さて、終わったところでまだ特典会の時間があるのでもう1人ぐらいと撮りたいなと悩んだ結果。
 Swing,singで知った天谷優美さんもツボミシンフォニーにいるので、行くことにした。

俺「初めまして~」
天谷さん(以下:天)「初めましてですよね?」
俺「つるまーと言います」
天「つるまーさん知ってますよ!私フォロワーみんな見てますから!」
俺「実はSwing,singで天谷さんを知って…」
天「あ!今日そういう日と多いですよ!じゃクローネのポーズやりましょう」
俺「はい!」
天「24日の配信(swing,singのクリスマスライブ)も見てね~」
俺「見ます!」

別に骨折してないので安心してほしい
できてなくて草
最後にクローネ3人から「よいお年を~」と言われて見送られた。

ということで特典会を終え、とばつるさん達とも別れて夕食へ。
サンキュー日高屋。
衣笠さんはライブでも1人輝いてたし、天谷さんも面白い人だった。もし気になったら行ってみてほしい。

ということで1日目の日程を終えた。
色々やってたらすでに1時ぐらいになっていたので就寝。ホテルの案内を見落としてたので大浴場が無いことに来てから気づくミスをやらかしてしまった。それだけが心残りだった。
今日はこれだけを言いたい。
「女性声優はお前のツイートを見ている。」

つづく