2024年は控えめに言えば個人的にいい年ではなかった。(ここでは書かないが)色々あったので。その代わり、色々と因縁というかやるべきことをある程度できた年でもあったと思う。今回はそんな年の暮れ、師走のお話。
第1章 はじめましてとさようなら
12月13日(金) 晴れ
旅の始まりは今日も鶴舞駅である。
いつもなら始発で出るところ、ちょっと準備に手間取ったために始発2本目で出発313系1700番台の6両編成だったが、これは15年前に飯田線を完乗したときに7時間ぐらい乗った編成だった。久しぶりの再会だった。
さっき「走る必要なんかない」と言ったがそれもそのはず、すでに金山の時点でほぼ座れない状態だったからである。しかし今日は平日、通勤通学客の乗り降りが多い刈谷で座れるだろうと思ってずっと待っていたのだが、狙い通りその刈谷で座ることができた。このまま浜松まで着席を保証出来たところで仮眠をとる。(寝られるとは言ってない)
岡崎あたりまでは割とのどかな風景の中にも住宅地が見えるが、幸田あたりになると段々住宅地も見えなくなる、三河大塚、三河三谷あたりでは新幹線とも並走する。今日は新幹線を使う気はないので「頼むから来るな」と思いながら走り去る東京行きの新幹線を眺めていた。
そんな本日の切符はこれ、改悪された青春18きっぷ岡崎あたりで夜明けを迎える |
愛環2000系とすれ違う |
三河三谷駅前にあったレトロなホテル |
蒲郡を過ぎてからは右手に海、左手に山間の景色を見た後、再び平地に抜け住宅が増えてくる。西小坂井を過ぎると名鉄の名古屋本線、JR飯田線が合わさった線路と合流して豊川を渡り、7:23豊橋に到着。
豊橋からは基本的に普通列車の系統が分かれているのだが、この列車はそのまま浜松方面に直通する。時間を見てもらうとわかるがここから浜松までが一番混雑した。本数のせいもあるのだろうが。
朝ラッシュらしい光景が広がる中浜名湖を通過。この「浜名湖通過」というイベントが静岡県を抜ける長い旅の始まりを実感する瞬間であることは新幹線でも在来線でも高速道路でも変わらないと思う。
高塚を過ぎたのち、貨物駅である西浜松駅を通過してすぐ見えてくるのがJR東海浜松運輸区の留置線だ。ここには解体を待つ引退済みの車両が集まる場所として知られている。そこには211系5000番台の姿が見えた。中央線ユーザーとして長年慣れ親しんだ車両だったが、315系の登場以後ひっそりと置き換えが進み続けて姿を消した。
広い構内にはいたるところに211系の姿が見えた。静岡地区にも315系が登場し、すでに211系の3両・4両単独編成は消滅、2両編成も数えるぐらいになっており、JR東海から211系が消える日は近い。そんな車両と「久しぶり」の再会をすると同時に「さようなら」の別れの言葉も告げることができる一瞬であった。これから長年お世話になる315系に後は託したい。ちなみにすでに一部の編成は三重県の三岐鉄道に譲渡されているので、気軽に会いに行ける日も近いのだろう。
8:02 浜松に到着。なにかから解放された気分だ。名鉄2200系が停車中 豊橋駅は名鉄との共用駅で、3番線を使用している |
朝ラッシュらしい光景が広がる中浜名湖を通過。この「浜名湖通過」というイベントが静岡県を抜ける長い旅の始まりを実感する瞬間であることは新幹線でも在来線でも高速道路でも変わらないと思う。
高塚を過ぎたのち、貨物駅である西浜松駅を通過してすぐ見えてくるのがJR東海浜松運輸区の留置線だ。ここには解体を待つ引退済みの車両が集まる場所として知られている。そこには211系5000番台の姿が見えた。中央線ユーザーとして長年慣れ親しんだ車両だったが、315系の登場以後ひっそりと置き換えが進み続けて姿を消した。
広い構内にはいたるところに211系の姿が見えた。静岡地区にも315系が登場し、すでに211系の3両・4両単独編成は消滅、2両編成も数えるぐらいになっており、JR東海から211系が消える日は近い。そんな車両と「久しぶり」の再会をすると同時に「さようなら」の別れの言葉も告げることができる一瞬であった。これから長年お世話になる315系に後は託したい。ちなみにすでに一部の編成は三重県の三岐鉄道に譲渡されているので、気軽に会いに行ける日も近いのだろう。
今思えば前回降り立ったのはムーンライトながらに乗ってた時なので11年ぶりである。
ここで乗車するのは313系2500番台。静岡車両区に所属しているロングシートの313系である。静岡地区には長年ロングシートの車両しかなく「地獄」などと形容されており、自分も以前熱海→浜松のロングシートを体験している。(浜松から乗った311系が神に思えたのは言うまでもない)しかし最近は神領や大垣から転属してきた転換クロスシートの車両も使用されているので、以前ほど地獄度は減ったのではないだろうか。
浜松を出た後天竜川を渡る。
駅は2面2線の対面式ホーム。浜松を出た後天竜川を渡る。
この駅の開業を記念してなんと臨時特急列車「御厨」が運転される予定だったのだが、どっかから勝手にやってきたクソボケファックウイルスのせいで運転が中止された話は有名である。
ちょうど浜松行きの列車が到着。K編成は転換クロスの300番台で、元大垣車である。その後ろには315系が連結されている。当初はこういう姿を中央線では想像していたのだが。
駅前に出てみる。駅周辺にはヤマハ発動機やベアリング製作メーカーNTNの工場がある。
ちなみに駅名の御厨と言うのは1955年までこの地に存在した旧御厨村に由来している。65年越しに村の名前が復活した形になっている。
ヤマハスタジアムもここが最寄り駅だ。なんでしばらく駅が無かったんだ?というのが感想だった。
なんやてめえ |
第2章 静岡大陸
御厨から再び熱海方面の列車で先に進む。
8:38発 普通熱海行きは313系8000番台だった。もしもオールロングだったら静岡あたりで一息つく予定だったのだがそれを変更して熱海方面に向かう。車内はほぼ神領車時代と変わらなかった。違いはLED表示の号車部分が塞がれてるぐらいだった。
大井川を渡る |
用宗で211系と313系の編成とすれ違った。ん?ここって中央線か?今日は久しぶりの光景ばかり見ている気がする。9:36 静岡に到着。乗客がだいぶ減った気がする。
ここでは隣のホームに373系の特急ふじかわ3号が入線。先に出発する。
静岡から先はいよいよ富士山が見えてくる区間だ。今は海側に座っているのだが、東海道線は線路が右にカーブを描くように走っていることから海側の座席からも富士を眺めることができるのである。
清水あたりでいよいよ富士山が見え…
おい。
静岡から先はいよいよ富士山が見えてくる区間だ。今は海側に座っているのだが、東海道線は線路が右にカーブを描くように走っていることから海側の座席からも富士を眺めることができるのである。
午前なのに午後ティーラッピングの静岡鉄道の車両 |
おい。
実はこの少し前にも同じようなアングルがあったので撮ろうとしたら対向に邪魔された。
10:00 由比に到着。さっき見たふじかわ号に抜かされるので5分停車。今更ながら車両を観察。幕以外はあまり変わってない。そういえば中央線時代はセントラルライナーもそうだが、末期は快速ばかりで乗ってた気がする。
号車表示幕は使われていなかった。この辺は車掌の判断だったと思うが。
外観は変わってなかった。
特急ふじかわ3号 身延線経由甲府行きが通過。373系も最近はホームライナーか急行ばかりで見ていたので特急として使われてるところを久しぶりに見た。
ここからは海と富士山を眺めながら走る。
身延線の分岐駅、富士で山側の座席に移動。曇ってるけどまあまあいい感じに見られたと思う。ここで一旦富士山が見えづらくなり、車窓には工場地帯も見えるようになる。明電舎 沼津事業所への専用線 |
ここで下車、B200編成改めS編成で快適に静岡大陸を横断できた。これは運が良かったと思う。
ここ沼津は御殿場線との分岐駅だ。
熱海行きが出てった後に御殿場線の沼津止まりがやってくるのはどうなんだ。
駅舎はともかく駅の中も
JR東海どうした?なんて言われるぐらいがっつりコラボしている。タイアップ楽曲作るアイドルTOKIO以来でしょ。なんてことも言われているし。
なお駅の外も
Aqoursラッピングの東海バス(JRとは関係ない)車両が走っていた。
しかもサイン付きとは。声優のサイン入りバスなんて他に走っていないだろう。
バックショット。多分分かる方は分かると思うが、まあまあ長い年月走っていることが分かると思う。
Aqoursラッピングの東海バス(JRとは関係ない)車両が走っていた。
しかもサイン付きとは。声優のサイン入りバスなんて他に走っていないだろう。
バックショット。多分分かる方は分かると思うが、まあまあ長い年月走っていることが分かると思う。
少し歩いて仲見世商店街も覗くと…
巨大な曜ちゃんがお出迎え。スクフェス老人の血が騒ぐ。
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