2021年10月25日月曜日

2021/3/17 思い付きのお伊勢参り④

(追記)今年の目標として月1での更新を目指していましたが完全に忘れてました。すいません。

 戸田家を出てまたしばらく駅の周りを散策してみることにした。列車の時間を考えると知らない町のほうまで出るのは怖いので駅の周りだけ。

まずは鳥羽駅に戻る。

駅と駅前のバスターミナル・商業施設の「鳥羽一番館」を結ぶ自由通路から見る国道42号線。昔は毎年家族で志摩スペイン村に行っていたが、その途中にこの道を何度も通り、鳥羽駅に停車中の「楽」や「あおぞら」たまに「アーバンライナー」を見かけた思い出がある。
連絡通路の案内には「JR線」の部分がシールで付け足された痕跡がそのままある。
おそらくは「国鉄」と書いてあったのだろう。

その逆側はなんだろうか。結局わからなかった。

JR側のほうに出てみることにした。

左が近鉄志摩線、右がJR参宮線の線路。軌間が違うのですぐにわかる。(その前に線路のレベルが違う)
右側の鳥居は金刀比羅宮鳥羽分社の大鳥居、その向こうにはサザエストリートという商店街がある。
ちょうど伊勢志摩ライナーが来たので撮影。色々邪魔だけど伊勢志摩ライナーはやはりこういう場所が似合う。まあそういう風にデザインされているのだろうが。
ふたたび通路を通って鳥羽一番館の方向へ。
鳥羽一番館は土産物店や飲食店などがある商業施設だが、来るのは初めてな気がする。
内部には古めかしいエレベーターもある。
店内を見て回るとゲームセンターがあったので立ち寄ってみることに。
ワニじゃなくてカニ、カニカニパニック。やってみたがカニの部分が取れてセンサーを直に叩くような惨状になっており、早急に修理してほしいと思った。
165系のパチモンみたいな遊具。
そして
電車でGO!2高速編3000番台があったのでプレイしてみることにした。
おととしの夏に大阪でやったので久々にやる。
プレイするのは秋田新幹線E3系「こまち」の秋田~大曲間
 お  約  束

ちなみに
現地には聖地巡礼済みである。本来なら新幹線の連絡改札を破壊していることになるだろう。
電車でGOもやり終えて小腹がすいたので喫茶店へ
そういえば昼食は伊勢うどんだったなと思いながらパスタを食べる。今日麺類ばかり食べているな。
ある程度用事を終えたので鳥羽一番館を後にする。
外にはお土産の自販機があったが、もう少しなんとかならなかったのかというデザインである。

駅前の佐田浜東公園、通称ドルフィン公園にやってきた。
写真奥には足湯もあるが今回はパス。
なぜここに来たかというと
鳥羽温泉郷観光大使を務める声優の会沢紗弥さんがこの場所に来ていたのをなぜか覚えていたから。それだけである。さぁちゃん…鳥羽に来たよ…
その他この近くに「鳥羽マルシェ」という土産物店があるが水曜日の今日は休業日だった。
海からの眺めを見る。
観光ホテルが立ち並ぶ光景、観光都市という感じがする。
モヤっていてそこまで眺めはよくなかった。
鳥羽ですべての用事を終えたので駅に戻って電車を待つ。
名古屋に帰る電車はこちら
鳥羽16:10発 特急しまかぜ 名古屋行き
念願のしまかぜ初乗車である。
これでプレミアムカーとかじゃなくて標準の座席だからさすがである。
もうこの座席に座ったら伊勢志摩ライナーに戻れない気がしてくる。
車内ビジョンが付いているのはアーバンライナーと同じ。時々前面の映像も映し出される。
着席して早々に記念乗車証とおしぼりが客室乗務員から配布される。
おしぼりも普通の特急にあるものより分厚い気がする。
座席に備え付けられているメニュー表
備え付けのロッカーに荷物を入れ、4号車のカフェ車両へ。
途中のサロン席ものぞき見、4~6人用なので伊勢志摩ライナーのサロン席より人数が多い。
4号車は2階建て車両で、1階席と2階席両方がカフェ席、そして売店が併設されている。
スイーツセット(1120円)を注文、モンブランと焼き菓子、コーヒーをいただく。
電車の中で本格的に飲食をする経験も今やこのような観光列車かグランクラスのような上位クラスの車両だけになってしまった。
伊勢中川を過ぎて名古屋線に戻り、白塚の車庫に12000系「スナックカー」が停車しているのを見たときに「何がスナックカーや、こっちはスナックどころかカフェや」などと思い、今年引退する古株車両に別れを告げた。
カフェでくつろいだ後は再び売店でお土産にキーホルダーを買い、座席に戻る。
あっという間に名古屋市内に入る。
夕暮れの名駅へ。旅の終わり。
スナックカーを見るのも今度こそ最後
近鉄名古屋駅に到着
平日なのにしまかぜを見に来る人もそこそこおり、この列車の人気の高さがうかがえた。
今度は名古屋から乗車してみたい。
こうして思い付きのお伊勢参りは終わりを告げた。
お土産の赤福は無事傾かずに帰宅できましたとさ。めでたし、めでたし。

おわり

2021年8月31日火曜日

2021/3/17 思い付きのお伊勢参り③

 内宮からバスで宇治山田駅に到着

駅舎は洋風。昭和6年の開業当時の駅舎が改修工事を請けながら現在も使われている。
3階建てで1階がコンコース。2階が改札階。そして皇族や首相などがが伊勢訪問の際に使用される貴賓室が設置されている。
1階コンコースの様子。広々としており、観光地の玄関口としてふさわしい作り。
まだ列車までは時間があるがホームへ向かう。
ホームは1番のりばから4番のりばまであり、1・2番乗り場は行き止まり式となっている。
その1番のりばの横にあるのがこれ。
かつては鳥羽・志摩方面へ線路が伸びていなかったため、このホームの横までバスが乗り入れていた。
バスが使用していたスロープ。
スロープの先にはバスの折り返しのために使われていた転車台が残されている。
記憶に新しい人も多いと思うが、2016年にはNHK「ブラタモリ」でこの場所までバスが乗り入れていた。
転車台の操作盤。
1・2番のりばは折り返しの列車が使用している。大阪上本町行きの22000系特急が停車中。
もう一つこの駅を語るうえで欠かせないものが残されている。駅3階には伊勢市の消防本部が置かれており、この塔が火の見櫓として使われていた。通信手段が発達していない時代にはこのような火の見櫓は火災の発見に大いに役立っていたが、1986年にその役目を終えている。
ということで鳥羽まで向かうことになった。時間的に特急しかないのだが、ここは贅沢に貯まっていたポイントを使って特急に乗ることにする。
大阪難波発の特急しまかぜが到着。これには乗らない。
その次の列車を待つ。
12:36発 特急伊勢志摩ライナー賢島行き。
本来の目的で久々に伊勢志摩ライナーを使う気がする。これまでは大阪に行く途中だったり四日市からの帰りだったりしたので。
宇治山田~鳥羽は近鉄鳥羽線。13.2キロの路線だが最高速度130キロと高速化されている路線で、特急なら10分程度で走破してしまう。
座って落ち着いているともう海が見えてきて鳥羽に到着。
鳥羽に来るのも10年以上ぶり。昔は志摩スペイン村に行く道中で何回も寄ったのだがここ数年はめっきりだった。
鳥羽は鳥羽温泉郷や水族館、ミキモト真珠島で有名な観光地である。
どう考えても独身男性が一人で来るようなところなのか(?)という感じである。
来た目的の9割はこれ。
駅舎はJRとの共用。こっちは近鉄側。山側にJRの駅舎がある。
ということでここまで来たので日帰りでやってる温泉にいつもなら入るのだが、観光地でそんなところあるのかと来るまで不安だったので一応駅の観光案内所で日帰り入浴可能な場所がないか聞くと、何か所か見つかったので行ってみることにした。
やってきたのは駅から歩いて数分のホテル「戸田家」
以前知り合いが宿泊していたので名前だけは知っていたけど本当にやってるのか?と思いながらフロントで聞いてみると「日帰りやってますよ!」とのことなのでさっそくお世話になる。さっそくパンフレットをもらうと3種類風呂があるとのこと。とりあえず大浴場に向かう。
館内にある写真を見るとここがどういうレベルの宿かは分かると思う。
エスカレーターに乗って複雑な館内を移動してまずは大浴場に。
チェックイン時間前なので誰もいない。
エスカレーターから見える海。
この後大浴場に行ったが案の定広い大浴場を貸し切りで使えてしまった。やけに落ち着かないが贅沢な時間だった。
体と頭も洗ってさっぱりしたところでもう1か所の浴場に向かう。
こっちは露天風呂がメイン。
船型の浴槽や岩風呂などがあり、鳥羽の港を眺めることができる。(客室から丸見えなんじゃないか?と思ったけどまあ見えにくいからいいんだろう)
浸かりながら「これから伊勢志摩に行くのも年中行事にするかあ」などと考えていた。
この他地下にもう1つ大浴場があるのだがさすがに健康を優先してやめることにした。
なんとなく館内を歩いてると大きなイベントスペースのような場所もあったりする。
旅館特有の小さいゲームセンター。せっかくなので両替ついでに遊ぶ。
三重県なので緒方智絵里がカバーしてた曲を。
こういうところで太鼓の達人しかないと選択肢は太鼓1つなんだな。
まあまあ落ち着いたところで預けてた荷物をフロントでもらって戸田家を後にする。
次は泊りで行きたい。

まだ列車まで時間があるので適当に鳥羽駅周辺をうろつくことにした。

つづく