2020年5月31日日曜日

2019/8/3~5 夏旅-NATSU TABI-④

高岡に到着

ここから普通なら在来線を使えばいいのだが、別会社になってしまっているし、新幹線も中途半端に乗りつぶしているので新幹線で富山に向かうことにした。

しかし新高岡までの列車まで時間があるのでどうしようかと思っていた時、駅の表示に「観光列車」なるものがあったので気になって見てみることにした。

停車していたのはあいの里とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語
413系を改造した観光列車で、土・日・祝日に運転されている。
車両側面にはロゴマークが大きく描かれている
列車名の由来は富山湾の水深(1000m)から立山連峰の標高(3000m)までの高低差(4000m)を尺貫法で表したもの。
車内では先ほどのべるもんたと同じように食のサービスが提供される。
こんな業務用扉初めて見た
なお乗車にはインターネットや電話での予約が必要になっている。(公式サイト)

まだ時間があるので一旦改札外に出てみることにした。
高岡駅構内に留置された氷見線・城端線の車両たち
ここ高岡駅からはJR・あいの里とやま鉄道のほかに路面電車も発着している。
万葉線の高岡軌道線だ。
万葉線の高岡駅電停は駅ビル内にある。
デ7000形
真新しい停留所に合わない古い車両が入線してきた。
本来なら乗りたいところだが時間が足りないので断念。
新田美波さん何してるんですか(?)
万葉線の鉄道むすめ、吉久こしのが時刻表と共にディスプレイに表示されていた。
電車が来る時間になったのでもう一度ホームに向かうと
MRLV1000形「ドラえもんトラム」
ドラえもんラッピングの万葉線車両がやってきました。
高岡市が原作者の藤子・F・不二雄の出身地であることにちなみ、2012年から運行を始めている。
なお駅にはドラえもん型の郵便ポストも設置されている。
駅のデッキに出て万葉線を見送る
七夕飾りがあるが、ここ高岡では8月が七夕なのである。
高岡の街並みを走る。
ついでにもう1枚撮ったやつを
本当はこっちのほうが先に撮っていた
夕方とはいえ暑さが残る高岡の街を後にする時間が近づいてきたので、再びJRのホームへ。
16:45発 普通城端行き 349D 古めかしい車両がやってきた。
昔ながらのボックスシートで新高岡まで向かう。所要時間3分。
新高岡に到着した後、新幹線の特急券を買う必要があるのだが(高岡駅では買えないので)、その際行列に巻き込まれてしまい、あやうく乗り逃がすところだった。高岡駅で買わせてほしいわ。(というか金沢か行きの新高岡で買えばよかったのでは)

そんなこんなで今日二回目の北陸新幹線。
17:04発 はくたか572号 東京行き わかりにくいが今度はJR西日本のW7系がやってきた。
後で時刻表で調べるとこの列車はこの先軽井沢まで各駅停車、その後も通過駅は安中榛名、本庄早稲田、熊谷の3つだけという"急いで行かない"タイプの列車だった。はくたかってそんなに遅いのか。

席についてゆっくりする暇もなく列車は富山に到着。 17:13着。
今日の行程はここまで。
富山地鉄富山軌道線 富山駅電停
新幹線の改札口を抜けると真正面に路面電車の停留所があった。
前回富山に来たときは高架化工事中の仮駅だったので、あまりの変貌ぶりに驚愕している。
先ほどの路面電車の電停は高架下に設けられていた。どうやら北陸のトレンドはこういう構造の路面電車電停らしい。
暇なので路面電車も撮ってみる。
広告がごちゃごちゃしてる
デ7000形。後ろに居るのは低床車のT100形。
最新型の低床車、デ9000形「セントラム」

配線も複雑なのでいつまでも見てられそうだが暑いのでもうホテルに向かう。
ホテルは駅前にあるのでバカでも迷わない位置にある。
しばらくゆっくりした後、富山に住んでいる知り合いと夕食。
富山駅とバスターミナル

ライスが無いと味が濃すぎて食えない
富山と言えば富山ブラックラーメン。ライスが無いと辛い。
食べてから色々話した後に地鉄の富山駅を覗いてみることに。
 地方私鉄という感じのターミナル駅。

残念だが今回は乗る予定がないのでまた次回に。
知り合いと別れてホテルへ行き、1時半ごろに就寝。

翌日
8月5日(月) 晴れ
起きてすぐ、あいの風とやま鉄道の列車を見てみることにしたので富山駅へ。
まずは駅構造から
 島式ホーム2面と切り抜きホーム1面、合計5線。

切り抜き式ホームからは高山線が発着する。
水色の521系が入線。こいつはIRいしかわ鉄道の車両で、両会社が県境の半端なところで分かれているせいで富山までやってくる。
こちらがあいの風とやま鉄道の521系。カラーリングは山側が富山湾をイメージした水色、海側が富山県の豊かな自然をイメージした緑色のラインが入っている。
またも521系。こいつは新しい顔の方。
部品はもともと223系とかと共通のせいで、JR東西線経由カラーの新快速幕などが入っているのが面白い。
こちらは高山線のキハ120系。高山線といえばキハ25とかキハ11のイメージが強いので、キハ120を見ても高山線とは思えない。
そしてお目当ての列車がやってくる。
 平日限定のあいの風ライナー、泊~富山~金沢を結んでいるライナー列車で、521系で運転されている。
「これで金取るんか…」という感じだったが、実際他の普通列車はほぼ満員だったので、確実に座りたいならこれに乗るべきなのであろう。
あいの風ライナーの方向幕
見送ったところで再び改札外へ。
昨日見たデ7000形のレトロ車両が走行していた。
デザインでなんとなく感じたので調べてみるとやっぱりあの人だった。

AMAZING TOYAMA

こちらは黒い車体のセントラム
再びホテルに戻り、汗だくになったのでシャワーを浴び、朝食を食べてから富山港線へ向かうことにした。

つづく

2020年5月25日月曜日

2019/8/3~5 夏旅-NATSU TABI-③

氷見に向かうための列車がやってきました。
やってきたのは緑色のキハ47系の快速列車「ベルモンターニュメール
通称べるもんた。(大物司会者みたいやな)
停車時間が短いのでとりあえずさっさと乗り込む。新高岡13:54発。
次の高岡駅までは城端線を走行する。
高岡に到着したので長い停車時間を使って撮影。
おじさんが結構邪魔な位置に居たので消えてもらいました
 「べるもんた」はこの高岡駅を巡る城端線、氷見線の2つの路線で走行しており、土曜日に城端線、日曜日に氷見線を走行している。
今日は日曜日なので新高岡~氷見間の氷見線を走行する。
方向幕は「べるもんた」 列車の正式名称が聞けるのは車内放送位である。
車内は帰路の人が降りた後の撮影です
車内は向かって山側がボックスシート、日本海側は1人用の腰掛になっています。
すでに撤収してました
車内には「食のサービス」を行うためのカウンターがあります。
ここで寿司やおつまみ、軽食などを味わうことが出来ます(※乗車券類と別に要予約)
今回は1人での乗車なので1人用の腰掛。まあそんなに長い時間乗らないのでちょうどいいですかね。
 車内には伝統工芸による装飾品が数多くそろえられています。
こちらは南砺市の工芸品「井波彫刻」

 吊り手は高岡銅器をイメージしたものになっています。(木製)

車内のスペースにはショーケースもありました。

車内には乗車記念カードがありました。
乗車記念スタンプもあったので押してみました。全部自分の座席の横にありましたので便利。

駅名標 もうここはJRの駅ではない
ここ高岡駅で28分間停車したのち、列車は構内で入れ替えを行って氷見線へと転線する。これにはあいの里とやま鉄道の協力を得ているようだが、そもそも分離しなければもっとスムーズだったのではないか()
それはともかく列車は高岡駅を発車。(14:25発)
あいの風とやま鉄道、もとい元北陸線の線路から離れ、列車は北へ向かう。ここから全長16.5kmのローカル線の旅の始まり。
沿線は工業地帯のため、貨物線が分岐していたりする。写真は能町駅手前のJR新湊線(貨物線)ここから福岡県の福岡貨物ターミナル駅まで貨物列車が出ている。

「べるもんた」は氷見線に入ると観光ガイドの案内がずっと続く。そうしてる間にあるものが座席に届いた。
この旅2つ目の楽しみ、「ぷち富山鮨セット」お値段2000円。
列車の中で本格的な寿司を食べられる日が来るとは思わなかった。
観光案内を聞き、寿司をつまんでいると車窓には
日本総合リサイクルの工場が見えてきました。
色々な鉄道車両やバス車両などの解体、リサイクルを行っている会社です。
その敷地内には…
「食パン」こと419系が1両だけ残されていました。
他にも車両が見えたのですが寿司を食べていたのでこれぐらいしか撮ってません。

その後列車は海沿いに。

向こうに見えるのは新湊大橋。高岡からほぼ並走していた万葉線は能町付近からあの橋の近くまで向かっていく。
女岩
越中国分からは進路を東にとり、海の近くを走ります。
この付近では徐行運転のサービスも行われます。
 寿司についてきたはとむぎ茶を飲みながら車窓を眺める。

雨晴駅に到着。
この付近は源義経が奥州に向かう道中、雨宿りをしたという伝説が残っている雨晴海岸を望む駅。青春18きっぷのポスターにも使われた駅なので見覚えのある方も居るだろう。
黄色いポールは船のための標識で、進める方向を表している。
そして列車は終点、氷見駅に到着。およそ1時間ほどの旅だった。

 14:58 氷見着
これで氷見線も完乗となった。
他の乗客たちはそれぞれ次の目的地へ向かっていくが、今日は折り返しのべるもんたで高岡に戻ることにした。
氷見駅舎

折り返しのべるもんたは新高岡まで向かわず、高岡行きとなる。
氷見15:15発
今度はカウンターのない側が先頭なので、前面展望が楽しめる。
復路のべるもんたは空いてるかなと思いましたが、大違いでした。往路と変わらないぐらいの乗客が乗っていました。1か月前、10時打ちをしてよかったなと思いました。
見た感じどうやら大半はツアー客のようなので、「金沢でチンタラ乗ってたのはあいつらだったんか」と思いました。
伏木駅構内にあったなんらかの遺構
伏木、能町と過ぎ、列車はあっという間に高岡駅に到着しました。ツアー客が出払ったころ合いを見て撮ったのが先ほどの車内写真です。
「べるもんた」富山に来た時にはぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

というわけで高岡駅に戻ってきました。ここから新高岡駅まで戻るのですが、列車の接続が悪いので暇をつぶすことに。すると駅の発車標に
「観光列車」なる表示があったので見に行ってみることにしました。

つづく